Webデザイナーの求人募集、4つのカテゴリにわけたけどさらに細かく分けてみた(4)その他「マーケティング」編
「Webデザイナーの求人募集、4つのカテゴリに分けたけどさらに細かく分けてみた」の(4)その他の最後は「マーケティング」編です。
Webマーケターとは
Webのマーケティングのお仕事といえば、Web上でのマーケティング全般を担当するWebマーケターという職種があります。
データをもとにした効果測定やアクセス解析などから、自社やクライアントの課題を解決・提案するイメージのお仕事(なんとなくカコイイ)。
Webマーケターは、マーケティング専門の会社や広告代理店、または企業内の企画広報室とかマーケティング事業部などに所属して活躍されている方が一般的かと思いますが、最近はフリーランスでされている方も多いみたいですね。
企業内のマーケティング関連部門は、基本的に企業や組織の方向性を決める重要な役割を持っているため、花形的な存在になりやすいのですが、他部署からは今一つ仕事内容が理解してもらえず、「あいつら何やってんの?」とか言われちゃったりとかないとか…w
Webマーケターのお仕事
マーケティングに関してはちと専門外のため、デジタルマーケティングの仕事をしている元生徒さん(女性)と話す機会があり、具体的に日々どんな仕事してるの?と聞いてみたところ…「うーん、とりあえず広告運用の画面をずっと見てるよーな気がするかなぁ…」との回答。
日々CVR(コンバージョン率)を確認し、異常値が出たら外部要因なのか、LPのデザインや内容構成の問題なのかなど原因が何かをトコトン掘り下げて掘り下げて見つけに行く。そこからクライアントにサイト改善や広告運用のLPなどの提案を考え、資料を作成してまとめる。
実際に提案するのは営業さんが多いけど、ディレクターとして一緒にプレゼンやミーティングに参加もする。
制作を外部に依頼するための予算調整・進行管理なども担当している。
※彼女の部署はデザインチームはいないため、ほぼ制作は外部への依頼がメイン
…等々。うーむ、なかなか大変そう。でも、
「成果が上がる広告施策を提案することで、クライアントも会社も喜ぶWin-Winな関係を目指したい」と言う彼女はカコイイ!教えてもらって感謝です。
ちなみに彼女は職業訓練修了後、デザイナーとして派遣で今の会社へ。その後そのまま社員になったそうです。
就活のポイント
マーケティング関連のお仕事は人気があり、生徒さんたちの中でも希望されている人が多かったのですが、未経験の方がいきなりマーケティング関連の仕事に応募しても、採用される確率はかなり低いです。
基本的にマーケティング関係の募集は新卒採用がメインで、中途採用の場合は経験者がほとんどです。20代前半なら、まだ前職営業をしていたとか、少し関連のある職についていたとかなら多少可能性がありますが、まったくの未経験の場合、制作会社のデザイナーに応募する以上の難関さがあります。
それでもマーケティング職を目指したい!という方には、制作系の仕事を2~3年経験し「制作の経験が豊富にある」を武器にしてから応募されることも一つの手としてオススメ。
マーケティング関連の会社では、制作は外注されることがほとんど(例外はあります)ですが、依頼する側にも最低限の制作知識がないと制作会社とのコミュニケーションが難しくなります。
そんな時に「ディレクションからデザイン、コーダーまで一通り経験しました~」という制作実績があれば、マーケターとデザイナーの橋渡しをする上で重宝される存在となるため、マーケターとしての実務経験がなくても採用される可能性があります。
実際以前知り合った方デザイナーやコーダーさんの例として、最初は地元で人数5名くらいの小さな制作会社に入って2~3年バリバリ制作(ディレクター、デザイナー。コーダーを一通り経験)をこなす。
その後、東京にあるマーケティング会社を応募。制作やディレクション経験がある事を武器に採用ゲット。他にも同じようなキャリアで、そこそこ大きい企業のWebマーケティング事業部とか、企画〇〇室とか(忘れたw)に転職をした人は結構いました。
とある元生徒さんも、ブラックな制作会社をすぐ辞めた後、バイトや派遣で制作の仕事を続けながら、制作実績をポートフォリオリオに追加しつつチャンスを狙い、とある超有名な某企業に応募し晴れて採用。数年そこで働いた後、さらにとある超大手企業に転職…とまあそんな感じ。
上記のマーケティングのお仕事を話してくれた元生徒さんや、別のマーケティング会社に居る方からも聞いた話でも、会社ではマーケティングのプロが揃っているので分析とか提案とか得意だけど、デザイン経験のない人がほとんど。なのでデザイン面からの提案や改善案を出すのがちょっと苦手という人は多い。そこで勉強会を開催するなどいろいろ検討している…と聞いて、やはりデザイナーとしての現場経験が豊富というのは一つの強みになるかも、と改めて感じた今日この頃です。
デザイン以外の方法としては、自分でブログやポータルサイト?を運営していた人が、運営サイトのアクセス解析のデータをまとめたものや、サイト運営上で考えたいろいろ施策をポートフォリオとしてまとめて持ってきた方も、中途採用で採用されています。実務としては未経験でも、自分なりの経験をアピールすることがポイントかと。
やはり制作でもサイト運営でも、何かしらの経験を武器にしないと、マーケティング業界に入るのは難しいかなーとは思います。
マーケティング業界を目指す方は、焦らず何かしらの武器をキュキュと磨きつつ、虎視眈々と採用の道を狙ってみてください。
就活、頑張って!