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choice!インタビュー vol.8 rieさん 自分の強みを知るために ~活動範囲を広げれば「普通のOL」なんてどこにも居ないって分かる~

今日のお客様は東証一部上場企業で会社の根幹部分の業務に携わりながらも、イメージコンサルタントの勉強をしているというrieさんです。

「指摘されるまで自分のやっていることがパラレルキャリアだなんて思わなかった。でも、思い返せば子供の頃から何かしらやっていたなあ。経験上、仕事以外に何か夢中になれるものがあるときのほうが自分の調子はいいですね。特に気持ちの上で」と語るrieさん。

生粋の(?)パラレルキャリア人生を歩んできた彼女から、軽やかに自分のしたいことを行動にうつしていくコツを盗んでいただければと思います!


▶rieさんお久しぶりです!

久しぶりだね〜!もう1年会ってないか…でも普段SNSでやり取りしてるから久しぶりって感じあんまりしないね。今日はいろいろ引き出してもらえると思ってるよー!

▶ハードル上げたね!では最初は軽く…(笑)
今までのキャリアを簡単に聞かせてください。

本業のキャリアとしては、新卒で上場企業に入社して12年務めた後に、2度転職して、今の会社は3社目。仕事の内容はコールセンターのオペレーター、経理、経営企画、総務、上場準備といろいろなことをしてきた。

パラレルの方のキャリアとしては、中学の部活〜社会人3年目くらいまでは、オーケストラ。演奏ばっかりしてたなあ。
社会人3年目くらい〜10年目くらいはダイビング。小笠原に20回以上通って900本は潜った。


▶そのへんのインストラクターより多くない?魚に魅せられたの?うち母がダイバーで魚の話を良くしてて。

そうそう、多いね、これは(笑)。私は、普通に潜るだけじゃなくて、沈んだ小さな商船の調査なんかもしたりして。魚には目もくれず潜ってたことも(笑)面白いと感じたことはとことん調べる傾向があるね。


▶その次は?

30歳ごろに社会人大学院に入ったの。ちょうどこの頃、大学院に通っていることを買われて、外資系子会社の経営企画のポジションに異動になって。で、あまりに忙しくて通えなくなっちゃった。社長の近くで仕事できて忙しかったけど楽しかったなあ。

それで「経営」に興味が出て「社長の傍で仕事をする」ために、12年務めた大企業を辞めてベンチャー企業に転職したの。

その後は転職先がリーマンショックで経営難になって、1年半後にリストラになっちゃって4ヶ月無職になった。ちょっとしんどかったけど、なんとか粘ってやりたいこと重視で転職活動続けて、今の会社に転職したの。

そこからまたガーッと本業だけの毎日で、ようやく去年一段落ついたので、ちょっと余裕できて。

▶で、イメージコンサルタントが出てくるわけだ。

2016年の夏頃、自己肯定感をアップするには?って内容のセミナーに出たのよ。で、私は褒め言葉を受け取れていないと思ったの。周りにいくら言ってもらえても、自分でそうだなと思えないと自信につながらないんだよね。

そこでいろいろ考えたんだけど、外見を変えてみようとイメージコンサルティングを受けようかなと思ったのね。でも1回受けただけじゃよくわからないし、ちょうどトレーナーコースの募集が始まっていたからチャレンジしてみようと思って応募したら受かって!


▶褒め言葉を受け取れていないかあ…instagramフォロワー4000人超えてるなんて普通の人には行けない領域だよ?

そうなんだろうけど、でも、私は楽しんで投稿してるだけで、増やそうと思って増やしたわけでもないから「すごいね!」って言われても「え?なにが?」って感じだったのよ。でも、今はその言葉をいったんは素直に受け取ってストックしていってる。


▶素直に受け取れるようになったきっかけってある?

まあいろんなことの積み重ねなんだけど、大きかったのはファスティング5日間を2回やって9kgダウンしたこと。自分で決めたことをやりとげるって自信になる。

そして、骨格タイプ別に似合う服を診断する「骨格診断」を通して「人にはそれぞれ、長所もあれば欠点もある。完璧な人はいない。誰にでもある長所を認めて活かすことが大切」ということを学んだ。

これは「短所は全部なくさないといけない」って思ってた私にとっては、パラダイム転換。 この2つの体験を通じて「直せる短所は直せばいいんだし、直せない短所は隠して、あとは長所を活かせばいいんだ。」って思ったら気持ちが軽くなった。

そうしたら、それまでも手帳に「やりたいこと」「夢」を書き出していたんだけど、どんどん叶いだして。自己肯定感を上げると夢がかないだすっていうけど、本当にそのとおり。 

それでね、私がその経験をしたから、自己肯定感上げるその具体的なやり方がわからない人に伝えられると思ったの。具体的に教えてくれる本とかセミナーとかってないんだもん。

▶rieさんだから伝えられることってある?rieさんが伝える意味っていうか。

え、私だから??うーーーーーーーーーん。

私ね、ほんとどこにでもいる『普通の人』だと思ってたんだよね。なんとなく四年制の女子大に入って、試験も友達のノートで乗り切って卒業して。就職氷河期だったから、なんとか父のコネで会社にも入社できて。家族も父と専業主婦の母と子供2人っていう普通の家族。


▶動き出したきっかけは今となってはどこだと思う?

社会人大学院に入ってからかな。経営者の人も多くて、すごい人がたくさんいた。逆に自分では『普通』だと思っていた私の経験を面白がる人たちもいて。ちょっと違うところに行くと、自分の『普通』『常識』なんて思いこみなんだってその時知ったの。それで、活動範囲を広げることの価値がわかった。


▶これだという何かがあるわけでもない、どこにでもいる普通だと思っていた女性が、意識ひとつでいくらでも変われる…ってことか。何かすごいことやったからというより、自分で決めたことを達成したり、変化を求めて新しい環境に飛び込んだりしたことで変われた。

そうそう、そうなんだよね。そっか、それが私が伝える意味か。

自分のことをどこにでもいる、そのへんの30代なかばの女性。仕事はそれなりに頑張ってきたけどまわりから認められてる自覚がないなー、「私なんて、どこにでもいる『普通』の人だし」と思っている人。
それはちょっと前の自分なわけなんだけど、そういう人に言いたいな。

つい、自分で自分のことを簡単に「普通の人」って言ってしまいがちだけど、それは自分の世界が狭いだけ。すこし違う世界に踏み出せば、新しい人に出会うのと同じように、新しい自分の「特徴」「強み」も発見できるよって。


▶では、その流れで最後に読者にメッセージを!

まずは『普通』『常識』を疑うこと。そして、「何をすれば良いか分からない」とかもやもやするのは、自分で自分の「特徴」を分かっていないからだと思うんです。意外と自分のことは自分が一番分かってない。

自分のやりたいことは、自分に向き合って棚卸ししなきゃ見つからない。だから、是非自分に向き合ってほしい。でも、頭で考えてるだけだと、同じことを悶々と考えてしまう。だから、書き出してほしい。とにかく書いて書いて書きまくっていると、本当の自分が顔を出す瞬間がある。「あ、私はこれがやりたかったんだ」って気付く。

私がイメージコンサルタントというやりたいことに出会えたのも、何かすごいことをしたからじゃない。自分に向き合ったからだと思う。自分と向き合うのには、勇気がいると思います。少しずつでも良いので、自分のことを好きになって、良いところも悪いところもひっくるめて「自分」を認識すると『普通の人』ではなくて、世界にたった一人の「私」が見えて、そして「私のやりたいこと」が見えてきますよ。


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