ライブ感を味わう醍醐味は、偶発性の高い体験や人との出会いがあること。
こんにちは。パラレルキャリア情報発信メディアchoice!です。
今月のテーマはイベントについて。前回もお伝えしましたが、新しいコミュニティに足を運び、自分の枠を広げたりアップデートしていくことは、これからの世の中ではとても大事なこと。今回は編集部Oが体験したイベントのおもしろさ、楽しみ方についてまとめてみました。
編集部Oはずばりイベント好きです。気になるものはとりあえず参加することが多いのでキャリア系のイベントには月2回以上、食や音楽など様々なタイプのイベントも含めると少なくとも月4回以上は足を運んでいます。
なぜ編集部Oはイベントが好きかというと、普段の生活コミュニティの中では出会わない人や出来事に遭遇できること、本を読むよりも自分の中に情報を取り込みやすいこと、ずばりライブならではの偶発性の高さを楽しむことができるからです。
▶本を読むのが苦手な人は、本を読むより話を聞いた方が理解が進む。
編集部Oは本を最後まで通して読むのが苦手です。内容に興味があるのに、そもそも本を読むのが苦手でよっぽど気分がのって一気に読まない限り途中で読まなくなってしまうこともしばしばあります。でも、テーマや著者の考えには興味がある!という時、だいたい私は出版記念イベントや著者の方がゲストで呼ばれるイベントに足を運ぶようにしています。
イベントに行くと決めることで、本を読む目的のひとつに著者についての情報収集という視点が生まれるため、読破はしなくても本の要点は拾えるようになるし、現場に行って実際の著者の方の雰囲気を感じることで、字を読むだけではわかりづらい、文脈に隠れた背景などもわかり、ただ本を読んでいるだけよりも数倍中身への理解が深まり体験として深く心に残ります。
▶場違いだと思っても、興味があるものに忍び込む。
たとえば、本業ではないのだけど、とっても興味がある分野のイベントで、参加対象者が限定的なイベントってありますよね。私は本業は営業職ですが、パラレルキャリアでの活動でやっているという文句を盾にマーケティングや企画のイベントに参加しています。
もちろん場違いだなーとか、初めて参加する時は居心地悪いと感じる時もありますが、それ以上に、他の企業でその職種の仕事を行っている人の雰囲気や言語感覚、思考の癖を感じることができ、とても勉強になります。
名刺交換の場面で躊躇するかもしれませんが、パラレルキャリアでの活動を活かせば意外と興味を持たれることもあり、イベントが始まってしまえばあまり違和感もないので、もし私なんかが行っていいのだろうかと躊躇してしまうイベントでも勇気を出して行ってみましょう。
▶少人数制でグループワークがあるイベントはお得?!
今週わたしが参加したキャリアの棚卸ノウハウのイベントは、有名企業主催で定員40名に対し、応募12名、実際の参加者4名というある意味超穴場なイベントでした。(運営側目線でいくとゾッとしますが…)
キャリア系のイベントでよくあるのが、一方的に棚卸の方法を聞き、自分の手元でワークをやってみるというスタイルがよくありますが、これだけでは自分の視点だけでの作成になってしまい、本当に合っているのか、客観的に聞いてどう感じるのかを聞くことができないので、受講者側として中途半端になることが多いです。
今回はそのことを踏まえた上で、具体的なスキルの棚卸の体系的な方法や、気になることがあったのであえて申し込みをしたのですが、結果的に参加者が4人だったため、講師の人に直接フィードバックをもらったり細かい質問もでき、他の参加者の棚卸の様子や、自分の内容についても客観的な意見を聞くことができました。
たぶん同じ内容でも40名集まっていたら、もっと個人的な満足度は低かったと思います。ここまで極端な例もなかなか少ないのですが、自分が参加する目的に応じて、人数規模やワークの進め方もイベント申込みの参考にしてみるといいかもしれません。
▶メインのイベント内容以外の部分で衝撃を受けて帰ってくることがある。
先月、某グルメサイトのユーザーが主催している、なかなか予約が取れない有名店の焼肉を食べるイベントに一人で参加しました。もちろんおいしいお肉を食べるという目的で参加したのですが、たまたま1席あいていたテーブルに座ったら、なんと同じテーブルに肉の神様と呼ばれている人がいて、とてもおいしいお肉の焼き方を教えてもらうことができたのでした。飛び出す小道具、完璧なペース配分と焼き加減、オリジナルの調味料、肉への愛情と、その方もただの参加者のひとりなだけなのにとっても楽しく過ごすことができました。
一人で参加したからこそ、たまたま余っていたその席に座ることができ、同じ金額を払っている他のテーブルの参加者の3倍はお得な情報を得ることができました。このように参加者同士がイベントの価値を高めていくことも十分に考えられる楽しみのひとつです。
イベントでのライブ感を楽しむ醍醐味とは、自分が期待していた以上の偶発性の高いモノや体験、人との出会いなどの収穫があること。
もちろん期待はずれの場合もありますが、こうやってイベントに行く回数や失敗も増えるにつれて、イベントを選ぶ視点も研ぎ澄まされていくので、ある程度の予測が立てられて、このイベントで何を得たいかを事前につかめるようになります。
これと同時に、イベントを主催する側としてはどうやってイベントならではの付加価値を発生させることができるかは非常に重要な課題だと感じました。
もちろん個人の感覚に依存するものであり、みんなが楽しめる偶然の産物を必ず発生させるのは困難ですが、この確立を高められるような工夫については積極的に主催する側も取り組む意味があるのではないかと考えています。
せっかくの夏、ぜひ楽しいイベントを見つけに出掛けてみてください!
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