choice!インタビュー vol.7 まーくん 平日にパラレルキャリア、土日に本業【後編】
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choice!では、働き方やライフスタイルを自分の意思で選択している、ちょっと先ゆくchoice!する人(通称choicer!)に焦点をあて、その人がどのようにはじめの一歩踏み出したのか、そこにはどんな想いがあったのかをインタビュー形式でお届けしていきます。
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▶前回、「とりあえずやってみよう」となかなか思えない人は、成功者のアドバイスや経験談を「あの人だからできるんだよ、あの人は自分とは違う」と捉えてしまうと伺いました。
改めて、そんな方にはどんなアドバイスをしているのですか?
ズバリ、コミュニティに所属することです。その有効性とコミュニティの選び方についてはブログにまとめました。
▶たくさんのコミュニティに所属された経験からまとめられた記事ですね。
はい、自分はこの二年間オンラインオフライン問わずコミュニティにいろいろ入りまして。そこから見えてきたことをまとめました。いちおう言語化しましたが、コミュニティは人の集団なので、正直入ってみないとなんとも言えません。
▶「とりあえずやってみよう」と思えるための方法としてのコミュニティへの所属というアイディアだけど、その「(コミュニティに)入る」というスタートは、「とりあえずやってみよう」という手段で実現する…?
そうなんですよ、そこが難しいところで。どんなに行動を小さく分解しても、最小単位は「ものすごく小さい『とりあえずやってみよう』」になっちゃう。
だから、記事にも、単に条件として羅列するだけではなくて、コミュニティという環境の良さを書きました。
「否定されないところを選べ」というのは、会社やプライベートで否定されるのが当たり前な環境であっても、否定する人がいないコミュニティに入れば、否定されない環境を作ることができるということが言いたいわけです。「とりあえずやってみよう」と思えない人は、「どうせ無理」って否定されるのが当たり前になっています。
自分の所属するコミュニティも当然ながら否定する人がいないわけですが、じゃあどうなるのかって言うと、「いつ(までに)やるの?どうやってやるの?ひとまずまとめて出して」とがーっと言われます(笑)
「否定されない」をだいぶ通り越してる(笑)
▶「どうせ無理」が定番の人はそう来られるとびっくりしますね(笑)
しますよ!(笑)
でも、やっぱり自分の意見を聞いてもらえる環境で、日々自分の考えを発信して、ということを繰り返すことで、学校教育という本当にやりたいことでのメッセージ力が上がっていると思うんです。ブログも毎日毎日書いていますが、毎日書ける理由のひとつは、伝えたいことがあるからで。
これも「とりあえずやってみよう」精神でしょうか…(笑)
※編集部注
普段はメッセージ性の強い榊原さんのブログですが、こんな記事も…。
「東横線全21駅、一日で食べ歩きすると死ぬほど疲れることが判明」
では、最後に、キャリアや人生の悩み多き世代ど真ん中のchoice!読者のみなさんに、そんな榊原さんならではのメッセージをお願いします!
ふたつあります。
1つ目は、さっきまでの話とかぶりますが、もやもやしている人って試行回数が少ない人が多いということです。
いわゆるPDCAサイクルを回していくことで改善していくのは、仕事でもプライベートでも同じことですが、そのペースをもっとあげていかなきゃならない。早く回すとか同時並行するとかで。もうね、とにかくやってみないとわかんないんですよ。好きな食べ物探しと一緒。
▶好きな食べ物探し?
「好きな食べ物は何ですか?」という質問の答えって、絶対食べたことあるものになりますよね。だから、例えば子供と大人の回答はまったく違う。好きなものは体験した中からしか選べないんです。
▶なるほど〜それはわかりやすい。子供もこの話はリアルにわかりますね。2つめは?
変にかっこつけなくていい、ということです。
ブラックベンチャー時代に転職活動をしている時、面接官の対応は分かれました。ブラックに共感してくれる人と、その環境を変えられなかったんですか?って言う人と。
あの環境はブラックだねって共感してくれない人は、きっとその面接官の会社はそういう会社なんだと思うんです。いくらうちの会社はこんな良いところがあるって言っても、そういう(ブラックな)のってその人の反応でわかっちゃう。だから、そういう会社は内定いただいても辞退していました。
他にも、自分の学歴は高校中退なので中卒になります。これ、高卒ってごまかしてもなかなかバレないと思うんですよ。でも、自分は敢えて中卒って堂々と言ってます。それに対しての反応で、ああこの人は学歴にこだわるんだなってわかる。
そういう人には自分は関わりたくないわけなんですけど、相手も関わりたくないから相手の方から去ってくれる。自分がかかわっちゃいけない人のフィルタリングが自然とできちゃう。だから、結果的には自分にとってはむしろプラスの環境ができるんです。
このふたつのアドバイス、榊原さんがずっとおっしゃっている「そういう考え方もあるのかー!」な視点で、しかも子供でもわかるわかりやすいアプローチ!
子供たちの視野を広げる活動が、さらに発展していくことを願っています!
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