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【感想】 はじめてのインターメディアテク 【写真】

【施設詳細】


● 辿り着くまで

ずっと行きたいと思っていたインターメディアテク。
旧東京中央郵便局、現KITTEの中にあるミュージアムで、なんと入館料無料。
東京中央郵便局がKITTEとしてリニューアルオープンしたのが2012年。自分にとってKITTEはずっと「新しい施設」だったが、実際にはもう十二支がひと回りしたのだ。時の流れは本当に早い。思い立ったが吉日生活。今行こう、すぐ行こう。定時で職場を去り、ちょっぱやで駆けつけた。

時はクリスマスシーズン。街路樹という街路樹がピカピカと光っている。やたらと人も多い。そして、なぜが外で飲食している。キッチンカー?テラス席??よくわからんが、今年一番の冷え込みだというのに、ピカピカ光る電飾樹木の下で、いかにも冷たくて固そうな簡易椅子に座りながら語らっている。なんならスカートで。人として根本が違う。すまんがその脚をしまってくれんか、わしには強すぎる。

マリオと丸の内がコラボしてた。かわいい。
リア充にやられた心をマリオが癒してくれる。
ありがとうマリオ、ありがとうゲーム。

● 到着

リア充にやられたりマリオに癒されたり、HPを減らして増やしてなんやかんやしながら辿り着いたインターメディアテク。無料だからこじんまりとした場所を想像していたが、とんでもない。ロッカーも完備されていて大変助かった。しかも100円が要らないタイプ。楽チン。
荷物を預けていざ館内へ、と思ったら入口にスタンプが置いてあるではないか。スタンプ大好き。喜んで押す。

なかなか綺麗に押せて満足

ぎゅっぎゅっと念入りにスタンプを押していたら、受付の方に「当館は初めてですか?」と話し掛けられた。
初めてです!と初心者アピールをすると、「もしよかったらスタンプカードを作りませんか?」とのこと。
来館するたびに1つスタンプがもらえ、8つ集めるとプレゼントがもらえるんだとか。何度も言うが、ここは入館料無料。無料なのにたくさん通うとプレゼントが貰えるってどういうこと??お得すぎてこわいよ。
しかも今ならクリスマスのキャンペーンで1個おまけ、さらに今日は金曜日だからさらに1個おまけで、3個スタンプが貯まるとのこと。フィーバーすぎる。

というわけでいきなり3個貯まったスタンプカード。
写真だとわかりにくいが、金色のスタンプ。
クリスマスだから特別に金なんだとか。ゴージャス!

まだ中に入ってないのにものすごい満足だ。
そして中に入ってさらにびっくり。
圧倒的「量 & 質」が押し寄せてくる。
骨、貝、石、きのこ、土偶、機械部品、器、幾何学、瓶、青銅、古代文明…私の好きのすべてがある。
なんなんだここは。どうして無料なんだ。
そしてどうしてこんなに空いているんだ。
電飾樹木に集っていた群衆はなんだったんだ。
最高すぎる。夢の国はここにあったのか。
ただひたすらに楽しい。

インターメディアテクから見た東京駅。
この景色が独占できる。
こんなことがあっていいのか。

● やっとこさ中へ

テンション上がりすぎてあまり写真を撮らなかった。
夜だとガラスへの映り込みも気になるので、写真は撮らず、己の目に焼き付けるのが正解なのかもしれない。
何にせよ、近いうちにまた行きたい。スタンプカードもGETしたし。

東京中央郵便局は建築家・吉田鉄郎の代表作。
完成は1931年。2012年にリニューアルしたが、インターメディアテクの内部からは当時の様子を窺い知ることができる。
天井や照明から感じる吉田鉄郎味
そして空を泳ぐ骨、骨、骨
高層ビルを背後に古代の仮面を見る
時間の圧縮がすごい
モルフォ蝶だ!
私に「構造色」を教えてくれたモルフォ蝶だ!
上がメネラウスモルフォ
下がディディウスモルフォ
アインシュタインが乗った、
と伝えられているエレベーター
影がすてき
幾何学模様がすてき
ズラッと並ぶ瓶が壮観
どこを切り取っても画になる
ちなみにこれが何なのかは全くわからん

● おまけ(東京夜景)

目を向けた瞬間に噴水タイムが始まった。フィーバー
皇居と高層ビル。これまた時間の圧縮タイプ。
撮影スポットらしく、ところどころにウェディングドレスを着た花嫁さんたちが。極寒の中、肩を出しながら笑顔で撮影していた。プロだ。プロ花嫁だ。おしゃれは我慢の究極形を見た。

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