最速店長の挑戦日記②
◆7日間のステージレースに挑戦
11月3日~11月11日に台湾全土を1周するステージレース、デフ・ツール・ド・フォルモサに参戦してきました。私が知る限り、おそらくアマチュアが参加できる中で最高峰の難易度のステージレースです。デフは聾者の意味で、世界各国を代表するデフ選手が参加しています。アメリカ、チェコ、スロバキア、イタリア、ハンガリー、日本、香港、台湾の各国のデフのトップ選手がこのレースに集結しました。そのほかに今回は健聴の日本チーム4名と台湾のトップアマチュア含む約80名のレーサー達によってレースが繰り広げられました。
◆デフ・ツール・ド・フォルモサ
今回は1週間900㎞に渡るステージレースで上位ゴールすること、あわよくば優勝に挑戦してみます。オールラウンダーを目指している私にとっては今回のステージレースは力を試す絶好の場でした。
10年ほど前にツアーオブジャパンやツールド北海道に出場したことがありますが、レースのレベルが高く完走するだけで精一杯だったので、身の丈に合ったステージレースで勝負をするのは初体験でした。
デフ・ツールドフォルモサは全7ステージ中はじめの4ステージは平坦基調で、残りの3ステージは山岳コースです。
特に最後のステージは20㎞1500mUPのヒルクライムがあるので、総合優勝するためには平坦ステージで連発するアタックに対応し、山岳ステージでクライマーに負けずに登るという走りが要求されました。
パワーでいうと1分(パンチャー)、5分(ルーラー)、20分以上(タイムトライアリスト)のベストパワーが満遍なく高くある必要があります。
私の場合はヒルクライムの20分以上のパワーが他の1分、5分に比べると低く苦手意識があったので、シーズン通してTTレース、ヒルクライムレースに多く出場しました。単独練習の時はインターバルよりも優先的にローラーでのSSTに取り組みました。結果、独走力・登坂力はなかなか上がったと思います。
レースは初めて戦う強敵が数多くいましたが、39歳ベテランの経験と冷静さを活かし上手く立ち回れました。
結果は第1ステージは集団スプリントで勝利、第5ステージは単独逃げでタイム差を稼ぎ出し勝利、第7ステージはヒルクライムで勝利し、総合優勝することができました!
◆詳細レースレポート
10000文字以上の詳細なレースレポートをCYCLOWIREDシクロワイヤードに寄稿してあるので、もし良ければ見てみてください。↓
・デフ・ツール・ド・フォルモサ参戦記Vol.1
・デフ・ツール・ド・フォルモサ参戦記Vol.2
・デフ・ツール・ド・フォルモサ参戦記Vol.3
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