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最速店長の挑戦日記⑤

◆初ブルベ

以前からブルベには興味があったのですが、レース日程と重なることが多く、時間も長く拘束されるのでなかなか挑戦できずにいました。
今年こそは挑戦してみようと日程を調べてみると、2月に集中的にブルベの認定が受けられる期間がありました。


PBP(パリ~ブレスト~パリ)という4年に一度フランスで開催される1200㎞走る伝統的なブルベの開催年に、早めに認定が受けられる期間が設けられているとのことです。
2019年はPBPの開催年で、それを走る権利を得るには200㎞、300㎞、400㎞、600㎞を1年以内に全て完走認定を受ける必要があります。
1週間でこれらの全てのブルベを走り切れるこの期間はヘブンウィークと呼ばれています。
コースは沖縄本島で設定されていました。気温が20度前後あるのでレースシーズン前の走り込みにも良いと思い、迷わずエントリーを決めました。

スケジュールを調整し、300㎞、600㎞、400㎞の順で合計1300㎞を4日間で走る計画を立てました。普段の練習では1日に150㎞以上乗ることは稀なので、この距離は私にとって未知の挑戦です。

◆辛うじて1300㎞完走

結果は何とか4日間1300kmを完走したのですが、自転車に乗っていてこれまでにないほどのダメージを受けてしまいました。

1300㎞を短時間で乗ることによって身体の痛みが各部に出たのですが、これは毎日自転車に乗るたびに気付かずに蓄積している身体の小さな損傷が一気に表面化したものではないかと推測されます。
今回肩回り、お尻、右膝、両側のアキレス腱(特に左)、が酷い痛みに襲われました。
肩回りと首筋の痛みとはりはハンドルをしゃくって、ちょっとだけ近く高くすることによって痛みが緩和したので、普段の距離を走るには良いハンドル位置も長距離ではダメージが出ることが判明。試行錯誤で決めたベストなハンドルポジションだと思っていたので、ポジション調整の難しさを再認識しました。私の目標は生涯現役で自転車に乗ることなので、その場のパフォーマンスよりも長く快適に乗れるぎりぎりの多少高いポジションに変えることにしました。
お尻の痛みは2日目の雨の中300㎞以上走行したせいで悪化したのもありますが、サドルはもちろんビブショーツとシャモアクリームにこだわるのが良いと思います。サドルに座るたびにお尻が痛熱いという、とんでもない拷問に後半は悩まされましたね。
右膝の痛みは信号ストップの度の踏み込みが原因だと考えます。スタートダッシュは一切せずに負荷はかけていないつもりでしたが、序盤は停止時にギアポジションをロー側に変速していないことが多く、信号スタートの度に右足に負担をかけていたものと思われます。
私は信号ストップでは左のペダルを外すのですが、ペダルのばね設定が固すぎて、足を捩じってペダルを外す動作の繰り返しで左アキレス腱に大ダメージを受けてしまったのです。右アキレス腱も傷めたので根本的にアキレス腱は脚の中で最も脆い部位と今回気付きました。グランツール連続完走をしている鉄人アダム・ハンセン選手が踵寄りにクリートを設定するのは体重をかける目的もさることながらアキレス腱の故障も気にしているのではないかと思ったりしました。
大変な目に遭いながらも、楽しく色々と気づきがあり充実した超長距離ブルベへの挑戦でした!

「普段走らない長距離を走ることで見えてくる課題もあり」

◆STRAVAログ

strava.com/activities/2176926711   ←ぐるっと沖縄400㎞(何故か埋め込みできなかった💦)


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