最速店長の挑戦日記⑪
◆ 日本一小さな自転車店の挑戦
今月の挑戦であるマウンテンサイクリングin乗鞍では、目標の1時間切りに遠く及ばず、1時間4分で玉砕しました。
この11月号の連載が出て間もなく最速店長選手権ですね。来月の連載は最後になるかも知れませんし、また継続になるかも知れません。全力を尽くして強豪店長達に挑み、連載を続けられればと思います!
私が今の「エイジサイクル」を立ち上げたのが、前の勤め先から独立した2015年なので今年で4年目になります。店舗経営もそこそこに、チーム「MIVRO」(ミブロ)を結成し仲間達と共に走ることに集中してきました。それまで実業団レース一辺倒で、あまり縁が無かったヒルクライムレース、ブルベ、海外レースにチャレンジしてきました。
突っ走ってばかりの私ですが、40歳になり心境の変化があったのか最近色々と考えることがあります。
◆変化に対応していく
皆様ご存知の通りネット販売が世界との距離を縮めてくれて、誰でも海外通販が気軽に出来る時代になりました。
逆に言うと日本の商社、小売り販売店は過酷な競争にさらされています。
趣味の自転車は高額です。内外価格差がある場合、高額商品だとその差は非常に大きくなります。
日本の商社も頑張っていますが、正直言うと私が客の立場でも倍の価格差があれば安い方で購入してしまうと思います。どうして海外の店の方が極端に安く価格設定出来るのか考えるべきかもしれませんね。
私個人としては自転車文化が拡大し・良い方向に転換し、そのために売り方が変化したのであれば歓迎です。
自転車小売店も自店販売商品以外整備をしないという手もあるのかも知れませんが、長い目で見ると、整備されない自転車が増えるということは、自転車人口が減ってしまう要因になり自分の首を締めることになります。
私の店「エイジサイクル」でも新車は売っていますが、主な仕事は他店購入の自転車の整備になります。
速度の出るロードバイクは操作を一歩間違えると非常に危険です。
最少の部品で構成されているロードバイクはしっかりとした点検と整備が必須です。誰しもがロードバイクを安心して乗れるように、私は整備メインのお店を運営しています。
自転車は乗れば徐々に傷んでいきます、そしてしっかりと整備することによって性能を発揮します。乗る事と整備はセットなのです。
◆一心精進
自転車人口の増加こそが、日本に自転車文化が根付く一番の方法だと思っています。
日本の自転車界は海外のトレンドは入れつつも、これからは自分で商品を生み出す時代になっていくのだと思います。それはモノでもいいですし、既存のモノをアレンジし付加価値を付けたものでもいいでしょう。レース運営、フィッティングやトレーニング、講習やサイクリングガイド等のソフト面のサービスの向上も自転車文化の発展に必要不可欠です。
私も自転車界のモノとコトの創作に力を尽くしていきたいと思います。
自由奔放に生きる私を、知っていただければ嬉しいです。 サポートいただいたお金は今後のチャレンジのネタ作りに活用させていただきたいと思います。 心強いサポートお待ちしております!