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最速店長の挑戦日記③

◆ 日本一の自転車バカになる為の挑戦

この「挑戦」を決行したのが2018年、去年8月のことでした。

それまでこの「挑戦」を何度か決行しようかと思いましたが、仲間が集まらなかったり、天候が悪いかもとか、膝が壊れるかもと不安になったりと言い訳に邪魔されてなかなか実行に移すことはありませんでした。

「世界一のアマチュアになるには、まず日本一の【自転車バカ】でなくてはならない」という信念のもと、2018イタリア・ヴァレーゼUCIグランフォンド世界戦の挑戦前にやっと計画できました。「富士あざみライン5往復」

15年前の自転車を始めたての20台半ばの頃、あざみライン反復を試みて、4回反復に成功しました。今回はその記録を越える5回の新記録に挑戦してみます。

ご存知の方は多いと思いますが、あざみラインはツアーオブジャパンの要のステージに設定されている日本を代表する超激坂です。

流石に大事なレース直前に膝を壊しては自転車バカ・坂バカ以前に単なるバカなので、膝がもし壊れそうな気配を見せれば、潔く挑戦を断念しようと考えていました。

富士あざみラインのコースプロフィールは距離約11㎞獲得標高1100m平均勾配10%。過去のベストタイムは48分くらいなので、感覚で1.2割増しの60分前後を目指して登ります。この挑戦の為にフロントインナー34T、リアは12~30Tのギアとリアに普段よりも軽めのギアを取り付けてパワーバンドから外れないように調整します。

◆富士あざみライン

あざみライン1本目。開始時間はもう少し早めを考えていましたが少し遅れて朝6:15にスタートしました。1本登るのに60分、下るのに15分、5合目で写真を撮るのと下で補給とトイレを済ませるのに15分、1本の合計時間は90分くらいで見積もっておきます。5本だと13:45くらいに終了予定。

この日はスタート地点でマイカー規制みたいなことをしていて一日中交通量が少なく快適に走れました。
序盤の3.4㎞までは直登で徐々に勾配が増していくイヤらしい登り。3.4㎞の「鳥の絵」が書いてある壁の地点を越えるとまた勾配が緩みますが、6㎞地点の「馬返し」に向けてまたしても勾配が増していく。
「馬返し」から3㎞があざみラインの真骨頂で一番楽しいポイントでもあります。15~20%の勾配がライダーの襲い掛かる「地獄」とも「壁」とも言えます。

そうこう 「壁」と格闘しているうちにゴール一本目は59分。このまま5本目までいけそうな感覚です。

休まずに2本目60分、3本目58分、4本目58分、5本目59分で完璧なペースメイクで登れました。

1本目から5合目で、応援してくれた警備員に5本完了の報告をして下山の途に就きます。

終了時間は13:42とこれまた計画通りで気分良く挑戦完遂できました。やはり肝はパワーバンドを考えたギア比設定だったと思います。

もしエベレスティング(一日で獲得標高8848mを登るチャレンジ)、ダブルエベレスティングを目指すのであれば、ギア比はもっと余裕があった方が良いですし、さらなる準備が必要です。

あざみラインは
・交通量が少ない点
・下りに時間がかからない点
・勾配がキツイ点
・麓に道の駅があり、食料・トイレがある点
等がエベレスティングに最適です。いずれ挑戦してみたいと思います。

この後のアマチュア年代別世界一への挑戦はちょっと失敗してしまいましたが…挑戦は数々の失敗を含めてこそですよね!最速店長の挑戦は続く!

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