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【六寸刻文皿】の道行

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2020年に発表した「八寸丸皿 百果刻文」を小さくリサイズした「六寸丸皿 百果刻文」の道行です。様々なフルーツをレリーフ状に彫刻したデザインで、製法である「圧力鋳込」や「石膏型」…
本マガジンは「上出長右衛門窯の道行」からの抜粋です。月額500円/初月無料の「上出長右衛門窯の道行…
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2022年1月の記事一覧

【六寸刻文皿】の道行#3「九谷と絵付/先人の道行①」

こんにちは。上出惠悟です。 「九谷焼は絵付を離れて存在せず」という言葉がこの産地にはあります。なぜこのような言葉が生まれたのか、今回は少し立ち止まって考えてみたいと思います。九谷焼と絵付の歴史について書いているので、少し退屈に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとだけ我慢してお付き合いいただけますと幸いです。 九谷焼の源流となるのは、今からおよそ360年前につくられた「古九谷」という色絵磁器です。古九谷は現在の石川県加賀市にある雪深い山間の村で、大聖寺藩の藩営と

【六寸刻文皿】の道行#2「切なる思い」

こんにちは。上出惠悟です。 一週間も家を空けるのはコロナ禍になって初めてのことだったかも知れません。松の内も過ぎたばかりの北海道と大阪へ立て続けに行って来ました。大阪は毎年恒例の阪急うめだでの催事ですが、北海道は初の試みとして、石狩湾に面する港街・小樽へ。私が15年来親しくさせてもらっているMABOROSHI・GEN GEN AN幻(ENTEA・丸若屋)の丸若裕俊さんと、京都で茶筒をつくる開化堂の六代目・八木隆裕さんとでイベントを行いました。会場となったのは喫茶フルールとい