【日記】新宿区民の血圧を上げるために_221010
夜、友人に呼ばれて飲み屋へ。新宿ハルチカにある「バル」的な店だ。
お通しの生ハムが食べ放題、というサービスでかなりウケている場所なのだが、今日は比較的客の入りが大人しくすんなり座ることができた。
この店では、くだんの生ハムをはじめとしてとにかく塩気の強いものばかりがラインナップされている。目につくのはやれソーセージだチーズだピザだ、といった具合で、安易にこのあたりをテーブルに並べてしまうと、生ハムをおかわりしようという気にはなかなかならないだろう。商売のうまさを感じる。
いちおう、さっぱりしたサラダ的な商品もないではないのだが、この店で「サラダ」と呼び習わされているものの大半は葉物野菜を含んでおらず、さらに唯一それらしいサラダはたいていいつ行っても売り切れている。ここまでしょっぱさに振り切っているあたり、ひょっとするとこの店は商売がどうこうというよりも、新宿区民の血圧を上げるために営業しているのかもしれない。自分と友人は、この店では比較的塩分控えめのナッツなどをかじりながら過ごした。
ちなみにこのナッツは、塩分控えめな代わりに燻味が利いていてなかなか旨くさらにレーズンもついており、この店がただウケ狙いのサービスと利益追求に目をくらませた邪悪な飲み屋ではないことの証左となっている。皆様もぜひ利用していただき、退店後はセブンイレブンのスムージーなどをシメにするといいだろう。
その後はカラオケに。近頃カラオケ館が会員向けに何らかのサービスをやっており、事前の予約を含むなんらかの手続きを踏むと、室料無料のサービスを結構な回数受けられるらしいのだ。カラオケ好きの友人は予定を立てるより先にありったけ無料の予約を入れており、その時々で呼べる相手の一人として、時折今日のようにchocoxinaにお声がかかるというわけだ。
DAWの最新機種が入った部屋に通されたのだが、「いわゆるデンモク」の予約画面で「原曲キー予約」だの「割り込み予約」だのと並んで「2コーラス予約」というボタンがあることに気づいた。
さくっと1コーラスならともかくなぜ2コーラスなのか、と軽く思いを馳せながらうろ覚えの新曲を歌っていたところ、聞いた覚えのないCメロが流れて軽くまごついてしまった。
そこで自分ははたと思い至る。なるほど「これ」を避けるための2コーラス予約なのだ。
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