映画「彼女がその名を知らない鳥たち」
ここ2週間ほど、時間が出来れば映画を見ています。
せっかくですので、感想などを記録しておきます。
さて、お次は「彼女がその名を知らない鳥たち」です。
蒼井優と阿部サダヲという組み合わせ。
この映画も、一言で言うとクズ男とクズ女の話。
「共感度0%、不快度100%。」というキャッチフレーズのような言葉が添えられていますが、実は私、共感度限りなく100%でした。
いや、共感するでしょーよ、と。
昔の男をいつまでも忘れられなかったり、イケメンホイホイだったり、なかなかのクズ女具合なのですが、共感できないみなさんそんなに賢い人なのでしょうかね。
こういうどうしようもない部分、意外とあったりしませんか?
私も「会いたいねん。ちょっとでええから会いたいねん。」などとわがまま言ってみたいなあって主人公の彼女のことをうらやましく思いましたよ。
この映画もまた、「私の男」同様に人が殺されるので、サスペンスの要素もあるのですが、負けじとエロの要素も含んでおります。
個人的には、松坂桃李演じる役どころの、独特な性癖が気になりました。
キスする際に「『あーっ』って言って」とか言い出すんですね。
なんですかあれは?
阿部サダヲの見た目汚い役どころも、不快度を誘う要素なんでしょうね。
あの健気な態度、私は嫌いじゃないです。
ラストでことの真相がわかった時には、涙が溢れてしまいました。
なかなかのどんでん返しが待っていて、作品としてとても面白かったです。
総合評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
Amazonより
内容紹介
共感度0%、不快度100%。最低な女と男が辿りつく“究極の愛"とは― このラストは、あなたの恋愛観を変える。
■全国劇場大ヒット! 最低・最悪の人物たちが織り成す、珠玉のミステリー・サスペンスにして、極上のエロティック・ラブストーリー!
嫌な女・十和子、下劣な男・陣治、ゲスな男・水島、クズすぎる男・黒崎。“共感度0%"の最低の登場人物しか出てこないのに、なぜにこんなにも心揺さぶられるのか?
肌にまとわりつくような不穏で不快な空気を漂わせながらも、物語はあまりにも美しくも残酷な“究極の愛"へとアクロバティックに着地していく。誰も裁くことができない、予想を超えた衝撃のラストが、観る者を待っている。
【ストーリー】
15歳年上の陣治(阿部サダヲ)と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎(竹野内 豊)のことが忘れられずにいる女・十和子(蒼井 優)。
不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って、働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。
ある日、十和子はどこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島(松坂桃李)と出会う。
彼と不倫の情事に溺れる十和子は、黒崎が行方不明であることを知る。どれほど罵倒されても「十和子のためなら何でもできる! 」と言い続ける陣治が自分を尾行していることを知った十和子は、
黒崎の失踪に陣治が関与していると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめるが―。
【キャスト】
蒼井 優 阿部サダヲ 松坂桃李 竹野内 豊
・彼女がその名を知らない鳥たち
2017年
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