
憧れのスージークーパー
高校生の頃に買った本「ロンドンアンティーク物語」(既に絶版となっています)の中に、とても可愛らしいデザインの陶器があり、一目惚れしました。
そのデザイナーの名前は、スージークーパー。
いつか大人になって自分でお金が稼げるようになったら、買ってみたいと思っていたスージークーパーの作品。
これまで実物を見たのはほんの数回。
そうですよね、日常の中でアンティーク陶器に出会えるだなんて、相応の場所にでも出向かない限り、そうそうあるものではないですよね。
一度、雑貨店「キャトルセゾン」で見かけたときに、「こんな所にあるんだー!」と感心したと同時に「いいお値段!」と驚いたものです。
高校生の時にスージークーパーに憧れていたことなんてすっかり忘れていた今年のお正月に、ふと目にとまったのが、写真のお皿です。
お皿というか、ソーサー。カップの下に置くものですかね。
コレクターさんが、必要なくなったということで出品されていたところを、運良く見つけてしまったのです。
驚くべきはそのお値段。
以前キャトルセゾンで見た値段の1/4ほどでした。
レプリカ?とも思ったのですが、ちゃんと裏にパターンナンバーも入っているのです。
これも何かのご縁!と思い、購入してみました。
スージークーパーの作品は1920年代~80年代まで幅広くあるのですが、これはクラウンワークス社時代の1932年に発表された、スージークーパーの中では比較的古い「ノーズゲイ」シリーズとなります。
状態もとてもよい。
いつか手に入れたいなあと思ってから、約30年も経ってから、私の元へやってきました。
高校生の時にすでにアンティークだったのですから、それから30年もの月日が経ち、更にアンティーク感増し増しです。
もったいなくてとても日常使いできそうにないので、窓際に飾り、毎日見てはニマニマしている今日この頃です。