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サファリでハンティングシーンが見られる確率は?

▶ハンティングの目撃確率は?
ココナラというサイトでサファリ相談を受けているのですが、相談者の方から「ハンティングが見たいんですが、どのくらいの確率で見られるんですか?」というご質問がありました。9月のサファリ中も同行者が「ハンティングが見たい!」と早朝ゲームドライブを希望。そりゃ、見たいですよね。
実際どのくらいの確率だろうと、過去4年間を遡ってみました。
結果、目撃率は100%。
なぜ見られたのか?コツは?なども考えたいと思います。

目撃1:2021年2月 マサイマラNR 2泊3日
朝7時頃、無線でチーターの情報を得て向かってみると2頭のチーター、キリン、ガゼルの群れがいました。
突然チーターがガゼル目掛けて突進。慌てて動画を回して追ったのですが、写っていません。肉眼では遠目に走るチーターを見ていたものの仕留める瞬間はよく分かりませんでした。

この時、大きなキリンが神経質なほどチーターを警戒していることに疑問を持ち、ドライバーさんに「チーターがキリンを襲うことはないよね?」と質問をしている瞬間、チーターが走り出してしまいました。
チーターのハンティングってライオンに比べて突然です。腰を下ろしてゆったりリラックスしているように見えて、いきなり走り出すこともあるんです。でもハンティングをする時はジーッと一点を見ているので目線に注目。もし獲物を見ていたらドライバーさんに「どう思う?これ、やるかなぁ?」と聞いてみましょう。ドライバーさんも見逃している事があるので、何でも気が付いたら聞いてみるのが大事です。そして待つべきか、これは“無し”なのか判断。車が何台か立ち去った直後にハンティングが始まったということもあります。

デビッド・アッテンボローさんやジョナサン・スコットさんによると、チーターは全速力で走るとき風の抵抗を避けるために耳を倒すのだそうです。それなら耳を倒した時が飛び掛かるサインなのかな⁉と思い、チーターのハンティングの動画を見漁ったのですが、そうでもなさそうでした。やはりチーターが走り出す兆候は見極めるのが難しい。

ハンティングの動画を見ると、走っている時は耳を倒したり立てたりしていました

※ちなみにキリンがチーターを警戒していた訳は、その3ケ月前“タノボラ”と呼ばれるチーターの群れに子供を殺された過去があったからのようです。ここはタノボラのテリトリーでした。

目撃2:2021年9月 マサイマラNR 4泊5日
同じ年の9月、再度マサイマラNRを訪れました。

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