サファリは早朝がベストタイム……とは限らない
本当に早朝はサファリのベストタイム?
失敗から学びました(´;ω;`) 。取材はいつもスッタモンダ。本当のベストタイムを探った『まるまるサファリの本』取材の裏ばなしです
チョベ国立公園(ボツワナ)の魅力はリバーフロントでのボートサファリ。ゾウの群れが川を渡って行く光景をボートから見られるのです。ビクトリアフォールズの観光ついでにチョロっと行けて、この体験!おすすめの国立公園ですよ。
もちろん車で行くサファリも楽しめるので、早朝ドライブをすることにしました。チョベ川をオレンジ色に染める朝陽が見られるかもしれない♪
ところが……、
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どうぶつ、いないじゃん! 全然いない。
いなさ過ぎる。しかも寒い。
ゾウだってこんなに寒い時間に、川に来ないって。
四季がないケニアと違い、ボツワナには冬があるんだった。バカバカバカ。
朝陽に染まるチョベ川を静かに観賞することはできたものの、どうぶつが少なく、本当に静かでした (´;ω;`)
チョベ国立公園のゲームドライブは、太陽が昇ってからがいいかな……。
話はケニアのアンボセリ国立公園
大乾季の終わりの2021年9月に訪問。雨が降り始めるとどうぶつはあちこちにバラけ、多くは国立公園から出て行ってしまいます。間に合うかな。
北のエリミトゲートに到着したのは午前9時15分。入場ゲートをくぐり西に向かうと……、
なんか、どうぶつの姿がない。
出遅れたかな。不安がよぎる。
いや、でも車道に筋がついている。どうぶつが歩いた跡ですね。 車に揺られながら足跡を確認すると、南の方に向かっているようでした。
湿原に近づくとシマウマやイボイノシシなどが増えてきました。
湖ではシマウマが涼を楽しむかのように、水の中にジャブジャブと入っていく姿も見える。
よかった~。
陽が傾き始め、あと1時間もしたらロッジに戻らなくてはならない時間。
なんだか、どうぶつが昼間よりも増えてる感じ。
増えたというか、すごい数が集まっている。湿原地帯から森やブッシュに戻っていく時間のようで、小さな群れが重なり合い大集団を作り上げているのです。
大乾季の終わり頃のため大地は涸れてきています。そのため国立公園の外からも、残された水場である湿原周辺に集まってきているようです。
来るときに見たシマウマは、北のブッシュから湿原に向かっている所、今は帰っていく時間です。
翌朝は西の砂漠地帯に行ってみましたが、やはり昨日と同じ朝9時~10時、多くのシマウマやヌーが湿原に向かって行くのが見られました。ドライバーさんの経験でも、だいたいいつもその時間だそうです。
ベストタイムは早朝とは限らない
パックツアーのゲームドライブは通常朝夕3時間。
「早朝がサファリのベストタイムです」として朝6時出発、9時にはロッジに戻って朝食というコースが多いようです。
確かに早朝は朝陽がサバンナを黄金色に染めて美しい時間だけれど、アンボセリNPでは陽の出と同時に出発すると、シマウマ達が湿原周辺にやってくる頃にはゲームドライブ終了となってしまいます。
国立公園によってお勧めの時間、場所(ポイント)は様々、魅力も様々。アンボセリ国立公園、ナクル湖、ンゴロンゴロCA のベストタイム、ベストプレイスなどもじっくり調べてきました。さぁこれをガイドブックにはどうまとめようか……。
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