きのこ散歩*2022/11/26季節は冬へ向かう・その1
10月は遠方にきのこ狩りへ行くことが多かったのですが、11月に入ってからは忙しくきのこ散策できない日々が続いていました。天気も晴天続きで乾燥しており、こんな時はきのこがあまり出ないので丁度よかったかと思います。
かなりまとまった雨が降った週末、やっと時間が取れたので地元のきのこの様子を見に行きました。
紅葉も終わりかけ、晩秋から冬になる頃です。さすがにムラサキシメジも終わっているかな。晩秋から初冬にかけて見られるスッポンタケを探しに行きましょう。
この日も朝、ザァっと雨が降ったので地面はほどよく湿っています。
お目当てのスッポンタケがありました!雨でグレバ(頭のベタベタして黒い部分)が流れてしまっていますけど、まあまあいい状態です。レースのスカートがないキヌガサタケといった風貌です。スッポンタケもキヌガサタケと同じように卵から出てきます。
スッポンタケは曲がって出てくることが多くて、倒れていることが多いのです。
いつもと違う場所に生えていたのですが、臭いにおいで気づきました。キヌガサタケほどではないですが、腐ったようなにおいがします。
キヌガサタケの記事はこちら↓
さすがにきのこシーズンは終わっているので、傘のあるきのこはほとんど出ていません。必然的に冬は倒木のかたいきのこを観察することになります。下草も枯れて虫も少なく快適なので、ゆっくり見ることができるのも利点です。
雨上がりのおかげで、かたいきのこも瑞々しく鮮やかな色合いです。
かたいきのこを観察していると、スッポンタケのようなにおいがしてきたので、あたりを見回すと……
こ、これは……!!!!
珍菌のカゴタケです!!!!初めて見ました。ずっと見たいと思っていたきのこが、こんな身近な場所に出るなんて。
ちょっと形が崩れてしまっているのが残念ですが、丸い籠状になるふしぎなきのこです。このきのこも晩秋から初冬にかけて見られるきのこのようですが、なにぶん珍しいきのこなので見つけるのは至難の業。きれいな形のものを見るために、このポイントに毎年観察に来なければなりませんね。
かわいいサンコタケも出ていました。サンコタケは梅雨から秋まで長く観察できるきのこです。雨上がりのウッドチップや草地で観察できます。
サンコタケもカゴタケもスッポンタケも卵から出てくるきのこです。このポイントはきのこの卵がたくさんあるみたいです。また、夏にはヤマドリタケモドキやテングタケなども観察できるので、一年を通してきのこ散歩が楽しめるいい場所です。こういった里山は大事にしていきたいですね。管理してくれている方にも感謝しなければ。
【つづく】
つづきはこちら↓
きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿