光るきのこ*ヤコウタケ
光るきのこの代表、ヤコウタケ。名前だけ聞いたことがある方もいると思います。光るきのこなんて、心惹かれずにいられましょうか。素敵。心中に深く眠る厨二心を呼び覚ますよね!!
このヤコウタケ、なんと栽培することができるんです!栽培キットを購入して育ててみた時のことをまとめました。
セット1日目
毎年4~5月ごろ発売される岩出菌学研究所さんのヤコウタケ栽培キットです。きのこの菌種のほか容器や土やスポイトがセットになっていて、すぐに栽培が始められる親切設計。
セット10日目
小さくぷちっと幼菌が出てきました!毎日乾燥しないよう見張り、時には水をやり、まだかまだかと待っていたきのこの芽がようやく出ました。うれしー!!
セット14日目
ちょっと大きくなってきました。目玉のような幼菌です。つやつや。
セット17日目
菌糸が光ると聞いたので、毎日暗闇で目を凝らして観察していたのですが、この日ようやく菌糸が光っているのが見えました。かなり光が弱いので、長時間露光でないと撮影できません。うっすら中央に丸く写っているのがヤコウタケ幼菌です。本体はまだ光りません。
セット21日目
きのこらしい形になりました。これを暗闇に持って行ってみます。
ヤコウタケ本体の傘が開いて光り始めました!!う…うう…うれしいぃぃ~~~!!がんばってお世話した甲斐がありました!
と、ここからが早かった…。
この日の深夜、大変光が強くなってきて、さらに傘も大きく開き反ってきました。光り方はこの時が最大だったと思います。早い、速すぎる。もっとゆっくり楽しませておくれよ…。
セット22日目
明朝の様子です。完全に傘が反り返っておちょこになっています。倒れる寸前。もうお別れか…。束の間の邂逅、楽しかったよ…。
ヤコウタケを栽培してみて
菌糸が吹いて幼菌が出るまでは結構順調な感じでしたが、成菌になるまでが長かったです。これは気温や湿度などの環境にもよると思いますので、上手に育てればもっと早くたくさん出るのだと思います。
そして傘が開き始めてからがあっという間すぎました。きのこって本当にはかない。うまくすれば第二弾、第三弾と発生するようですが、キノコ栽培初心者の私にはできませんでした。
明るいところで見るとただの白っぽいきのこです。もしこれがフィールドにあったとしてもヤコウタケと気づかないかも。
栽培キットについて
おわりに。ヤコウタケ栽培キットはとても人気があり、毎年発売して間もなく完売してしまいます。一度育ててみたいなと思う方は来年チェックを欠かさないようにしましょう!また、きのこイベントでの直接販売があったりするので、SNSなどで情報を拾ってみるといいと思います。
販売サイトはコチラ↓