鬼さんこちら手のなる方へ*シロオニタケなど
傘にトゲトゲをもつきのこには、鬼という名がついていることが多いです。その中でも夏のきのことして代表的なシロオニタケのなかまを紹介します。
すっっごくトゲトゲしていますね。傘の上部のトゲが脱落してしまっているのは残念ですが、典型的なシロオニタケです。とても大きなきのこです。
傘の裏を覗いてみると、ツバがまだ剥がれていないため裏側にもトゲトゲがあるのがわかります。これが傘の縁からぺりっと剥がれて垂れ下がりツバになります。
この内側はヒダです。胞子が未熟なうちはこうしてツバで塞いで守っているんですね。胞子が熟すとツバが剥がれてヒダから胞子を飛ばすしくみ。うーん、システマチック。
こちらはシロオニタケより小型のコシロオニタケ。シロオニさんは大きすぎて、よくみると気持ち悪い気がしてきたりするんですが(笑)こちらは純粋にかわいいです。
タマシロオニタケの幼菌。雪だるまみたい!根元が玉のようになっているからタマシロオニタケです。こちらもシロオニタケより小さめです。
シロオニさんたちはとても大きく真っ白で目立つきのこですので、真夏に登山をすれば見つけられるでしょう。ただし目立ちすぎて引っこ抜かれたり蹴散らされたりすることも多いかわいそうなきのこです。鬼の名を冠していますが、襲ってきませんからそっとしておいてくださいね。森や私が喜びます。
きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿