きのこ散歩*2020/9/19富士山2.5~3.5合・その2
標高を上げて行きましょー。
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登り始める前に、一旦休憩がてら腹ごしらえです。登山になりますので、早めにエネルギー補給しておかないとシャリバテしますよ。富士山はずっと登り坂ですし、傾斜もきついんです。
さて、腹ごしらえをしながらもあたりを注意深く見つめます。早速菌友さんが冬虫夏草を見つけました。
タンポタケだと思います。冬虫夏草とは、虫に寄生するきのこのことですが、虫以外にもほかの菌に寄生するものもいます(菌生菌という)。タンポタケはツチダンゴというきのこのなかまに寄生します。
タンポタケを撮影していたら、すぐそばに似たようなのがあることに気づきました。
あれ?形が違う?未熟だからかな?……と思っていたのですが、家に帰ってから図鑑で調べたところ、タンポタケモドキかハナヤスリタケのようです。
この2種は土の下に隠れている部分を掘ってみないと判別できないので、どちらかは不明です。どちらもタンポタケと同じく、ツチダンゴ類に寄生する菌生菌です。
「ビジュアル的にかわいいのがいるよ〜」と呼ばれて行ってみると、木の洞の内側にこんなにかわいいきのこたちが!きのこのおうちにお呼ばれしたようです!
妖精いそう……。ファンタースティーーーック!!
苔の上に小さなムラサキフウセンタケが出ていました。紫色のきのこって綺麗ですね。苔とのコントラストがいい感じです。
フウセンタケのなかまは、根本が膨らんでいて、クモの巣状のツバがあります。この子はフウセンタケの典型的な特徴が出ていてすばらしいですね!
大きなアマニタ(テングタケ科のきのこ)がいます。この大きさといい、傘の色合いやテカリといい、ミヤマタマゴタケでしょうね。
写真だとただのベージュっぽく写ってしまうのですが、光沢がありテカテカしているのですぐにそれとわかります。
出てきたばかりのミヤマタマゴタケ。赤いタマゴタケの形と同じですね。ミヤマタマゴタケも、もういいってくらいたくさん見かけました。
しかし、あってもおかしくない赤いタマゴタケが全然ないです。タマゴタケ、亜高山帯にもたくさん出るはずなんですが。
赤いタマゴタケの記事はこちら↓
富士山楽しいなぁ。来てよかった。いっぱいきのこ見られて嬉しい!
【つづく】
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