きのこ散歩*2024/3/2異例のはやさで春来る
今年、暖冬でしたね。年々冬があたたかくなってきている気がします。
きのこの発生も年々早くなってきています。きのこシーズンの幕開けを告げるトガリアミガサタケやアシボソアミガサタケなどは、2月末ごろ九州・関西地方で発生報告があり、3月上旬に関東の平野部で発生、南関東の山沿いに位置する我が家では3月中旬~下旬の発生、というのが通例でした。
今年、九州・関西の発生が1週間~10日ほど早かったので、我が家も3/10ごろから出始めるかな?と予想していたら……
某SNSで”3/1に多摩で発生”のポストが!!
多摩で出てたらうちも出てるかも!?ということで、さっそくアミガサタケのポイントへ急ぎました。
ゆっくり歩いて探しますが、なかなか見つからない。落ち葉かき分けてしまうと出てきたばかりの子をポキっとやっちゃいそうで怖いので、そこまでして探すのもな~…と悩んでいると。
上の写真、わかりますか!?
写真の右の方、落ち葉の影に隠れてアミアミの傘が!
そっと落ち葉をどけてみます。
かわいいかわいい小さなアミガサタケの赤ちゃんが!!
傘の透明感たまらん!!ムッハー!!
成長してからのものしか見たことがなかったので、ずっと赤ちゃんサイズの幼菌を見たかったんです。成長して日に当たると、アミアミの部分が黒くなっていきます。
ちなみに、こちらは成長したアシボソアミガサタケの写真。
きのこって、成長度合いで見た目が全然違いますよね。これが同じ種類のきのこだと知るためには、たくさんの実物を見て経験することが必要です。図鑑だと綺麗に成長したところしか載っていないから。
収穫するなら2週間後くらいがいいかな。
さて、本来のこの時期のきのこも探しに行きましょう。
ツバキの木の下に生えるツバキキンカクチャワンタケ、略してツバキンです。私はこのツバキンの発見から1年のきのこシーズンの始まりとしています。
ツバキンのような生態のきのこで、モクレンやコブシやホオノキ樹下に出るきのこも探します。
ホオノキキンカクキンです。これはずっと探していたきのこで、初めて見つけられました。てっきりツバキンのように花の時期に出ると思っていたのに、まだつぼみも小さくかたいこの時期に発生しているとは。
ホオノキキンカクキンも長い名前ですが、今のところ略称は見当たらないですね。だれかいい呼び名考えてー(他力本願)
春のシイタケも成長していました。シイタケは寒い時期のきのこなので、早く終わってしまうかも。
きのこシーズンが早く始まったので、忙しくなりそうです。あっちもこっちも見に行かなきゃ!ってなるんですよね~。時間足りないよ。