きのこ散歩*2023/10/12手を黄色く染めて
菌友さんたちときのこ合宿をした数日後。同じ場所へひとりでフラッと出かけました。
きのこ合宿の記事はこちら↓
ハナイグチ祭りがまだ続いているのかな?というのもあったし、雨が降ったのでこのとき出ていないきのこも顔を出すかもしれないなと考えました。
10月上旬は長く有休を取っていたので、平日休みを有効利用したいと思ったのもあります。
やはり、たくさんのハナイグチが出ていました。数日前に見つけた幼菌の集まりは誰かに採取されたようですが、しばらくは発生が続きそうです。
大きく成長したものは採取されたのか、幼菌が多かったです。状態のいいのをいくつか採取していたら、手が黄色くなっているのに気づきました。
よく観察してみると、膜がはがれたばかりの管孔から黄色い分泌液がたくさん出ているのが観察できました。これのせいで手が黄色く染まったんだね!
キラキラの水滴もきれいだけど、管孔のアミアミも美しいね。
ホコリタケが黄色がかっていました。これ、普通のホコリタケと別種かも?
キホコリタケほどは黄色くないですけど。
アセタケのなかま。とんがり帽子がメルヘンチックです。
でっかいミヤマタマゴタケが出いていました。写真だとツルタケに似ているかもしれませんが、傘に光沢がありますし、条線も短く、白いので見えづらいですが柄にだんだら模様があります。そしてなにより大きさが全然違います。かなり大型です。
去年、このポイントでミヤマタマゴタケを見た日にベニテングタケあったんだよね……と期待ながら歩くと。
いました!ベニテングタケ!!
私の一番好きなきのこです。本当にかわいい。来て良かった!
大小のベニテンさんが6個くらいいました。写真撮りまくりましたけど、興奮しすぎてミスショット連発してました。落ち着けよ、私(苦笑)
上から下から遠くから、撮っても撮ってもまだ撮り足りないし、立ち去るのが名残惜しかったです。ずっと眺めていても飽きないな。山の中でひとりで大声で独り言を連発していたので人が来なくてよかったです。怪しすぎ。
ここのベニテングタケはシラカバについているんで、他にもシラカバに生えるきのこがないかなと探してみました。
ツノシメジがありました。こちらはシラカバの倒木に生えるきのこです。夏から秋にかけてよく見られるきのこです。あったかそうな見た目がかわいいですね。
帰りがけに見つけたアカモミタケ。このきのこはヒダがきれいなんですよね。
アカモミタケは傷つけるとオレンジ色の乳を出します。
この日は手が染まる日ですねー。
標高が高い場所に、1週間と置かずに来ることができたのはよかったです。ほんの数日できのこの顔ぶれが変わることがよくわかりますし、きのこの成長も見られます。(ハナイグチは取られちゃっていたけどね)仕事があるのでなかなか定点観測できないんですが、できる限りこの時期は山に通いたいですね。
でも……秋はきのこイベントも多くてなかなか身一つでは足りないくらい忙しいのよね……。