きのこ散歩*2021/10/2〜3山梨県亜高山帯
10月はきのこ狩りのベストシーズン!ということで、我が家からも近い山梨県東部の亜高山帯を何ヶ所か回ってきました。秋はおいしいきのこも毒きのこも不明菌も、一年で最もたくさん多くの種類が見られる季節です。きのこ好きたちは毎日仕事中も気がそぞろ、山へ行きたくて仕方がないんです!
標高の高い場所にしか出ないきのこが見たいので1000m〜1600mくらいの場所をいくつかチェックしてきました。植生はブナ・ミズナラ・ウラジロモミのほかカラマツなどです。
カラマツ林があれば大体見つかるのはハナイグチ。
しかしハナイグチも少ししか出ていません。他の土地では豊作と聞いていたのにおかしいな?
ハナイグチの記事はこちら↓
苔に生えたきのこたち、太陽光を浴びてドラマティックです。
前日に雨が降ったので傘の滑りが増してつやつやなこちら、ヌメリスギタケです。似たきのこにヌメリスギタケモドキがありますが、生える木が異なります。見た目の違いとしては傘の鱗片が細かい方がヌメリスギタケ、大きいのがモドキです。
こちらは不明種です。たくさん発生していて目立ちました。
ムキタケです。晩秋のイメージがありますが、亜高山帯ではもう出ているんですね。似たきのこにツキヨタケがあります。ツキヨタケ、食中毒の多い毒きのことして有名ですが、私は見たことがないので見てみたいです。ツキヨタケもブナ帯に行かないと見られない高所のきのこです。
チャナメツムタケ。傘にぬめりがあり、前日の雨のおかげでキラキラ光っていました。かわいい!
ホテイシメジは酒飲みにとっては毒きのこ。下戸専用食菌です。アルコールの分解を阻害するので、お酒と一緒に摂取すると体質により1週間〜1ヶ月二日酔い状態が続くらしい。もちろん採りません(笑)でもなぜかホテイシメジはあちこちで大発生していたんですよね。
ホテイシメジに似ていますが、小さくて華奢なこちらはクロサカズキシメジ。
こちらも似ていますが、色が異なるカヤタケです。また、ヒダがカヤタケの方が密です。
この他、傘がひっくり返ってじょうご型になるきのこに猛毒きのこのドクササコがありますが、太平洋側には発生しないきのこのため間違える心配はありません。でもドクササコ見たいんですよね……。
モエギタケがありました!かわいい!!ぬめった傘に羽毛を乗っけておしゃれですね。
頂部が紅色になるクチベニタケ。見た目が面白いきのこです。人通りの多い登山道脇に出ていたこれを撮影している時、他の登山者さんに質問されてきのこだと教えたら、とっても喜んでくれて私も嬉しくなりました。
大きなホコリタケです。茶巾絞りのようになっていてとてもいい感じです!若いので身がパンパンに張って突くとプリプリしていましたよ。
こうしてみると、この週末は傘にぬめりのあるきのこがたくさん見られました。しかも台風一過に夜半の雷雨など、ぬめりの艶が増す要因がありました。日中は晴天できのこ散策にはぴったりの週末、ずいぶん歩きました。思ったよりきのこは少なかったものの、撮影はとても楽しかったです。
きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿