きのこ散歩*2022/3/12ツバキンを探して花を撮る
スプリングエフェメラルが咲きだすこのごろ、春きのこの発生をまだかまだかと待っているところです。
全然雨が降らないので、全国的にブラックモレルは発生が遅れているもよう。今週は出ていません。でも、2月ごろから出ているツバキキンカクチャワンタケならたぶん見られるはず。花を撮りに行くついでにツバキンを探してみましょう。
いつもの発生場所に行ってみます。
ありました!けど、ひとつしかない!!
いつもならこの時期椿の樹下は大小のチャワンタケがひしめいていて、踏まないように気を付けなければならないほどなのですが。寒さと雨量の少なさが原因でしょうか。(10日ほど前まで我が家のあたりは朝氷点下でした)
ツバキキンカクチャワンタケの詳しい記事はこちら↓
ロウバイが咲いているのを見つけたので、最近知ったロウバイにつく唇形の菌類を探してみたいと思います。ロウバイの枯れ枝には高確率で発生しているらしいですが、公園などだときれいに掃除され過ぎてしまって見たことがなかったのです。
本当にあった!まさに唇です。Rhytidhysteron属のきのこで和名はないみたいです。よく見ると、しわのようなものがあって、それも唇らしさを際立たせています。面白いですね。
花の開花も全体的に例年より遅れているようです。きのこの時期と花の時期って連携していたりするので、結構目安になるんですよ。
カタクリ。まだ葉っぱだけでつぼみがついていない株も多かったです。
セツブンソウ。2月に咲く花ですから、3月のいままで残っているのはとても遅いです。
バイカオウレン。こちらもセツブンソウと同じ時期に咲く花なので、今見られてラッキーです。セツブンソウもバイカオウレンも大好きな花です。
ウメが今見ごろ、というのはやはり遅いです。普段は3月上旬で散り始めです。
……とまあ、花の様子だけ見てもきのこの発生が遅れそうだということは明らかです。気温が低かったことが一番の要因だと思います。また、3月は雨がほとんど降っていないことも気になります。発生のトリガーとなるのはやはり雨。雨が降らないことには始まりません。
来週少し雨が降る予報なので、ちょっと期待したいです。