きのこ散歩*2024/1/27氷の華と冬のきのこ
近頃生活がおちつかず、なかなか山へ行けない日々が続いていました。冬はきのこがほとんどないのですが、山歩きをしないと体力が落ちてきのこシーズンにキツい思いをするので、いつも軽登山をしています。今年は特に体力が落ちていそうなので、標高差が少なめのコースにしようかな。
自宅から近い高尾〜奥高尾、丹沢などの山がお気に入りです。山小屋も多くてグルメも楽しめますしね!どこも登山者が多いですが、冬は人も少なくなりコースを選べば静かな場所もあります。
冬でもシイタケ、エノキタケ、ヒラタケなどが観察できますし、硬いきのこは一年中観察できるので、きのこ撮影の用意も忘れません。…といいつつ、この日は久々の山だったせいか、オールドレンズと行動食を入れたサコッシュを家に忘れたんですけど(苦笑)どうせきのこないからレンズはマクロレンズ一本でいいやと割り切ったけど、おやつを兼ねた行動食がないのはちょっと寂しい。私のバカー!(おにぎりはちゃんとザックに入れてありました)
さて、霜の降りる道をゆるゆると登り始めます。杉林のエリアはきのこが全然ないのですが、雑木林に入れば硬いきのこと出会えます。
今年は特に雨が少なくて、硬いきのこさえも干からび縮み上がってしまっているんですよね。ハカワラタケとかツヤウチワタケとかの色が抜けたやつかな?
こちらはクジラタケとかかな?こんがり焦げ目のついた米粉パンみたいなかわいさです!
ほかにはクロコブタケやカワラタケなどのお馴染みのきのこ。特に撮影欲を掻き立てられるものもなく。
こちらは秋に出たものが乾燥と氷結で今まで残ったものだと思います。もはやなんのきのこかわからん!よく残ってたなぁー。
山頂近くの日が当たらない場所では、この時期名物の植物のシモバシラが氷の花を咲かせていました。根っこから吸い上げた水分が茎から滲み出て、気温が氷点下の日には凍って花のようになるのです。
基本的に早朝にしか見られないのですが、冷え込みが厳しい日、常に北側になる場所では昼ごろまで観察できるようですね。この日は場所により昼過ぎまで残っていました。コレを見るのも冬登山の楽しみでもあります。
もちろん土から上がる方の霜柱もたくさんあります。霜柱が解けるとぐちゃぐちゃの泥濘になってとっても歩きづらくなります。なので雨じゃなくてもゲイターは付けていきます。
オーバーユースのため登山道の下草がなくなり裸地化すると霜柱が上がりやすくなり、霜柱が土を持ち上げ、また登山靴に土がついてしまうので、登山道が掘り進められる原因となります。その対策として木道化が進められていますが、木道歩きって楽しくないんですよね。だってそれはもはや山歩きじゃないじゃん。山の環境を守るためには仕方のないことだけど。
そういえば、このあたりの登山道って杉林が多くてあまりテンション上がらないんですけど、こんな木漏れ日の道は雰囲気があって好きです。
ただし人のいない時に限りますけど。山は静かに歩きたい派です。ゆっくり歩く人、トレランの人、すれ違いに気をつけなければならないし、あまり聞きたくない他人の噂話なんかを耳に入れるのが苦痛で。写真撮るのも気を使うし。
久々にまとまった距離を歩けてリフレッシュできました。
ちなみに後で登山アプリで確認したら、距離10.7km、標高差813mでした。去年まではこの程度だと物足りないくらいだったのに、この日は足がだるくなりました。衰えてるぅ〜……。
きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿