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きのこ散歩*2022/8/16朝思い立って富士山へ行く・その2
ハナビラタケの発見に気をよくして、しばらく周辺をうろうろします。時々熊がいないか気にしつつも、この日はのんびり遅い時間に到着なのでリスクは低いとみて熊鈴も鳴らさずのんきにふらふら。涼しいのでいつまでも富士山の森の中にいたいくらいです。
その1はこちら↓
ひとりで森の中を歩くのも慣れたもので、昔は迷ったらどうしようとか色々気にしてたのにね。(散策時はもちろんスマホのGPS活用しますが)ただし、むやみやたらに踏み荒らさないようにだけは気を付けています。
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この日は亜高山帯に多く咲くヒメミヤマウズラがたくさん咲いていました。こういった小さなお花や植物を踏み荒らさないようにしなければならないのです。
夏の盛りなので、イグチ(傘の裏がヒダではなくスポンジ状の管孔になっているきのこのなかま)がたくさんあるのではと思っていたのですが、案外少ないです。
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ウラグロニガイグチ。濃い色がカッコイイきのこです。かつては食用とされましたが、今は毒成分が見つかって毒きのこの扱いに変わりました。ウラグロと言いますが、濃い紫のようなきれいな色が出るきのこです。
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こちら、現地ではドクヤマドリと思ったのですが、帰ってきてから写真を見返すと何か違いますね。柄がやたら黄色味を帯びていること、傘のフェルト感がちょっと弱い気がして、別種かもと思いました。それにしてもきれいなきのこですね。
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傘がチョコレート色のきのこが。こんなのは見落としがちなんですよね。
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予想としてイロガワリ系のきのこと見て引き抜いてみました。案の定、掴んだ柄が強く青変しています。傘の裏は赤黒いのでウラベニイロガワリでしょうか。
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この手のきのこの観察は、半分に切ったときの青変の様子を見るのが醍醐味です。おもしろい。このような色合いのきのこにはアメリカウラベニイロガワリやオオウラベニイロガワリがあります。柄の下部が太くなるのがオオウラベニイロガワリの特徴ですが、もしかしたら私が知らない他のきのこの可能性もあります。オオウラベニイロガワリのなかま、としておきましょう。
昼も過ぎたので、そろそろ降りなくちゃ。お盆のUターンラッシュがまだあるみたいで、早めの時間に切り上げないと巻き込まれてしまいます。
名残惜しいので、ちょっとだけ麓のモミ林も寄ってみます。
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私の地元でもよく見かけるフクロツルタケのなかまです。超猛毒菌です。すてき。
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ニカワホウキタケは私の家の近くでも時々見かけます。サンゴみたいな形でおもしろいですよね。小さいきのこのため、見つけづらいかもしれません。高尾山などでもよく見かけますが、たくさん登山者がいるのに誰も気づいていなかったりします。こんなに鮮やかな色なのに。
モミ林といったら定番のあの人気のきのこもあるはず。
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モミの木のあるところならどこでも見かけるウスタケです。おちょこのような形がユーモラスで人気のあるきのこです。
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幼菌(きのこの赤ちゃん)はただの棒のようで本当に面白いです。
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ウスタケはよく見かけるきのこですが、撮影していて楽しいきのこです。形や大きさも様々で、しわひだが美しく写真映えするんですよね。
ウスタケの詳しい記事はこちら↓
ウスタケの写真を山ほど撮ったら、さっさと帰りましょう。会いたいきのこにも会えたしね。
ギリギリUターンラッシュに巻き込まれずに帰ってこられました。本当はもうちょっと散策したかったけど。
また来月も富士山に来られるといいな。
【了】
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