きのこ散歩*2023/9/19富士山の達人と行く・その3
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登山道を登りながらも様々なきのこが目に入りますが、気になるもの以外は撮影しません。記録として生えているきのこを撮りたい気持ちはありますが、いちいち撮影していたら日が暮れますし体力が持ちません。9~10月の富士山は本当にきのこが多いのです。
出てきたばかりの、とても小さな青いきのこ。これはアオイヌシメジだと思います。桜餅のようなアニス臭があるきのこですが、小さいせいかにおいは感じられませんでした。私が歩くエリアではあまり見かけないきのこなので、見られて嬉しいです。
青いきのこって、見つけると幸せになれる気がしますね!青いきのこは他に、ソライロタケやルリハツタケなどがあります。
富士山ではおなじみのクロラッパタケ。その不気味な色から、死のトランペットという愛称がありますが、毒きのこではありません。ただし、こちらも放射性物質を含みやすいきのこですので、富士山で採取するのは控えた方がよいと思います。
もしかしてクロカワかも?と言われて撮影したら、クロカワではなくヤギタケでした。
色が似ているのですが、食菌として人気のクロカワは傘の裏が管孔で、ヤギタケは白いヒダです。
きのこは傘だけでは分からないので、あとで種類を調べたければ傘裏と柄と根元と、できれば植生を記録しておきましょう。
ビロード状の傘がきれいな、オオウラベニイロガワリのなかま。傷つけると真っ青に変色するおもしろいきのこです。ほんの少し触れただけでも青変しますので、きれいな状態で撮影したければ触ったり落ち葉が触れたりしないよう気を付けなければなりません。
ハリハリ&モサモサでかわいいサンゴハリタケモドキ。モドキがつくのは針葉樹の倒木から出て、モドキが付かないのは広葉樹の倒木から出ます。
けもの感があってかわいいですよね!
トビイロノボリリュウもまぁまぁ多く見かけました。地味な色で、頭部も枯葉が丸まったように見えるので見逃しがちです。
2種類のタマゴタケも。
つやぴかの傘がキュートです。
鱒のような色合いのミヤママスタケ。
オニナラタケの幼菌3兄弟。ぎゅむっとした根元がなんともいえません。かわいいなー。
色も形もとりどりのきのこを撮影しながらようやく2.5合目。でもなんか、1合目くらいの方がきのこの数が多かったような……?ううむ……。
【つづく】
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