夫婦関係が崩壊する4つのコミュニケーションパターン
こんにちは、The Psychologistです。
最近、私の身の回りで夫婦関係に悩む相談が非常を受けることが増えました。そこで本日は、夫婦関係について取り上げてみたいと思います。
日本における離婚率の高さ
調べてみると、日本における夫婦の離婚率はなんと35%にのぼるそうです。この数字は、私の周りで夫婦関係がうまくいっていない既婚者の割合とも重なり、驚きを感じました。
では、なぜ3組に一組が人は離婚に至るのでしょうか。結婚するとき、多くのカップルは離婚を想定していないはずです。むしろ、死ぬまで仲良く暮らしていきたいと願うのが普通でしょう。
離婚の原因はさまざまですが、特に夫婦間のコミュニケーションに問題があるケースが多いと言われています。その中でも、特定のコミュニケーションの取り方が離婚リスクに大きく影響を与えることが研究で明らかになっています。
しかし、社会心理学の研究によると、特定の4つのコミュニケーションパターンを取る夫婦は、離婚する可能性を83%の精度で予測できると言われています。しかも、この兆候は新婚の段階から見抜くことが可能だそうです。
夫婦関係 & 離婚の研究の第一人者
1998年にワシントン大学から発行された「Predicting Marital Happiness and Stability from Newlywed Interactions」という論文をご存知でしょうか。心理学をかじったことがある人なら名前を聞いたことがあるかもしれませんが、著者は夫婦関係や離婚のメカニズムについて長年研究されていたゴットマン(Gottman)というワシントン大学の名誉教授です。
ゴットマンは離婚を予測するために、130組の新婚夫婦を集め、会話の中でみられる感情や行動を観察したり、何年もそれらの夫婦を追跡したり、数多の実験を通して自身のカップル療法を確立していきました。有名なまとめ著書としては以下のものがあります。
ガットマンの理論によると、4つのコミュニケーションパターンがみられる夫婦は高確率で離婚しやすいことがわかったのです。
ちなみに4つ目のパターンが最もやってはいけない「致命的な地雷」として言われています。
離婚の最大予測因子と呼ばれているものなので、夫婦関係がうまくいっていない方は、自分(もしくは相手)がこれをやっているかどうか思い返してみるといいかもしれません。
離婚を予測する4つの要因
ここから先は
¥ 300
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?