キャリア迷子だった私が一人目のBizdevとしてmikanに入った話
はじめに
はじめまして、株式会社mikanの宇波です。
大学卒業後、保険会社、メガベンチャー、アドテクノロジー企業における勤務を経て、2021年3月にmikanにBizdev担当の1人目として入社しました。
この記事では、なぜmikanへの入社を決めたのかについて、これまでのキャリアの歩みを振り返りながら書いていきたいと思います。
mikanに興味をもってくださっている方はもちろん、スタートアップへの転職を考えている方などに、少しでもmikanの中についてを知ってもらえるきっかけになったらうれしいです!
ブレブレだったキャリアの軸が見つかるまで
まずはじめに、私のバックグラウンドは全く王道ではなく、結構変わったルートでここまで来たなと思うところがあり、ブレブレだったキャリアの軸と方向性が固まるまでの道順を少し長いですが書いていきたいと思います。
私が大学を卒業した2011年は、就職氷河期の真っ只中でした。就職活動にあたっては自己分析をやってみたり、友人へ相談をしてみたり、業界研究の読み物を読み漁ったりしたものの、いまいち働いている姿のイメージが明確にできないまま、就職活動の軸はぶれにぶれていました。("人が良い会社"をとりあえず基準にしていた気がする、、、大切ではありますが。。。)就職浪人を避けたい思いが先行したまま、内定をいただいた保険会社に就職しました。
就職した会社は活動中に基準にしていた軸のとおり、温厚で面倒見の良い方が多く、OJTでいろいろと教えてもらいながら一通りができるようになっていきました。仕事に慣れていく一方で、金融業ならではのマニュアルに沿った対応が求められ、新しい取り組みへのチャレンジや工夫して改善していける幅には限りがある現実がだんだん分かってきて、数年後に成長しているイメージが持てなくもなっていきました。
そうした日々の中で、その企業独自のものではない汎用的なスキルを付けられて、チャレンジを評価してもらえるような環境に身を置いてみたいと考え、二社目となるメガベンチャーへ転職しました。
この転職によってその後のキャリアの方向性が固まることになります。
入社後はマーケティング部に配属され、toCダイレクト獲得を中心としたデジタルマーケティングをメインの業務として、毎日広告のコンバージョン数やCPAなどの数字とにらめっこする日々を過ごしました。業務に慣れるに従いそれなりに裁量を持たせてくれる組織で、自分なりに施策を考えて実行したり、効果計測と改善施策をさらに実行したり、それらの結果が数字へ直結する実感がありました。
数字の面だけではなく、実施したキャンペーンや企画に対するユーザーの反応(ポジティブ・ネガティブなもの含め)を見るのもすごく楽しみで、toC領域の魅力を感じていました。
もっと色々な手段を使ってサービスをさらに伸ばし、広告流入以外の側面も含めてユーザーへの提供価値の最大化をできるようになりたいと思うようになっていきました。
CMの小道具を借りてはしゃぐ人
しかし、マーケティング領域の一部分に特にフォーカスして動くポジションだったため、だんだん力不足を感じる機会が増えました。そのため、マーケティング関連の代理店/ベンダーポジションの会社に移ってサービスを伸ばすためのHowの考え方や知見を身に着け、toCの領域でできることを増やしていきたいと考えるようになりました。
想定外だった事業開発職への転換
そのような経緯で、前職となるSupershipに入りました。最初はデータを活用したユーザーペルソナの可視化やコミュニケーション領域での戦略立案支援などを担当し経験を積ませてもらっていたのですが、リテール業界のクライアントのコミュニケーション施策支援への関わりをきっかけに、部署を移ってリテール向けの新規事業開発に携わるようになりました。
入社当初は事業開発の方向に進む想定は全然していなかったのですが、その時に大変お世話になっていた、仕事の進め方や視点の置き方など尊敬していた上司からのお誘いにも後押しされての意思決定でした。
誘ってくれた上司が数か月で別の会社へ移ってしまうイベントはありつつでしたが、周りの方にも恵まれ、パートナーと組んで事業開発を行っていくような取り組みだったため、事業開発そのものやアライアンスといった新たな領域にも取り組めて、ダイナミックな交渉業務などの経験は自分にとって大きな財産になりました。
その一方、アライアンスパートナーにたくさんの協力をいただきながら担当していたサービスが少しずつ立ち上がり形になっていく中で、仕事によって実現していきたいことを改めて考えたときに、このサービスにずっと関わっていきたいのかについてモヤモヤ考え始めるようになっていきました。
取り組んでいた商材のパートナーもクライアントも法人である環境の中で、もともと進んでいきたいと思っていたtoCの領域と自分が今やっている仕事は延長線上で交差していくのかどうかの答えが出せずにいました。
副業としてのスタート
そうしていたときに、Youtrust経由でmikan採用担当のミゾさんからメッセージをもらいました。もともとmikanのサービス内容は知っていましたが、どんな会社なのかは知らず、またメッセージの中で写真を登録していた実家の犬をかわいいと言ってくれてうれしかったため(ミゾさんのコミュニケーション戦略の勝利)、コーポレートサイトをのぞいてみました。
サイトに載っていた4つのValueがどれも共感できる内容ばかりで、特に"Why"DrivenとWith Userがそのとき持っていたモヤモヤに突き刺さってすごく良いなと感じて、初回面談の一番最初にそれを伝えた記憶があります。
面談が進んで、まずは副業としてのスタートが決まり、あるプロジェクトを任せていただきました。まだその時点では正直なところ入社するかは決めておらず、副業での経験が現職に良い影響を及ぼすかも、とも考えていました。
プロジェクトは経験があまりないインタビュー業務を含んでおり少し不安があったのですが、進め方のポイントやアドバイスなどを代表の高岡さんから丁寧に共有してもらえたため、大きな困難なく完遂できました。副業を通じてmikanの相手を考えたフィードバックの文化(良い部分は褒め、直すともっと良くなる部分があれば伝える)や、Valueが形骸化せず浸透しており、良い影響を発揮しているカルチャーが伝わってきて、少しずつ入社を考えるきっかけになっていきました。
高岡さんからのフィードバック
入社を決めた理由
ただ、mikan→Yenom→mikanと事業を転換した経緯やこれから広げていく領域、自身のポジションへの期待役割などまだまだ不明点も多く、悩んでいました。入社後に方針がガラッと転換されてしまったり、聞いてた内容と違う!などとなってしまう不安が捨てきれず、そうなる心配はないと確信してから意思決定したいと思っていました。
一日時間を取ってもらった体験入社ではそのあたりを正直にお話したところ、すぐにこれまでの経緯についての詳細な説明や、今後の展開やポジションについてはメンバーの意見や意向も踏まえて納得感のある選択をしていける環境であると丁寧に伝えていただき、上辺ではなく本心からの言葉だと感じられ、ようやくmikanで働くイメージに実感を持てるようになりました。
また、mikanの事業領域や今後の拡張性、ポジションについてディスカッションをする中で、前職でのアライアンスや事業開発の経験を活かしながら、進んでいきたいと思っていたtoCの領域でのユーザーへの提供価値の最大化を改めてできるチャンスかもしれないと感じ、それが入社の決め手になりました。
Youtrustさんからお声がけいただき、NHKさんから副業についての取材も受けました
これから何をやっていくか
今はまずBizdev/事業開発として、進めていくプロジェクトの情報を整理したりマイルストーンを考えたりしているプランニングの段階です。
mikanのこれまでの活動で培ったアライアンスパートナーとの関係性を大きな財産として、どのように広げていくかについて1から検討できるのがポジション1人目入社としての醍醐味だなぁと思っています。これからは主に次の二点に取り組んでいきたいと考えています!
①mikanアプリの価値をさらに向上させるための取り組み
提携パートナーとのwin-winな座組を整えての書籍コンテンツの拡充や、親和性のあるメディアやコンテンツホルダーとの提携の拡張により、英単語アプリmikanの価値を伸ばしていきたいです。
②mikanの事業価値をさらに高められるような新しい座組や事業の仕込み
mikanの価値の最大化につながるような事業領域の拡張を検討し、そのための必要事項を逆算して考え実行に移し、よりたくさんのユーザーに使ってもらえるような仕組みを実現していきたいです。
最後に
mikanは現在490万人のユーザーを抱え、売上も右肩上がりでこれからどんどん拡大していくフェーズです。事業環境としても教育現場のICT化の加速や小学校の英語必修化などなど追い風が吹いており、やりたいことがたくさんありますが、まだまだ人手が足りていません。
mikanのカルチャーに「わかる」と思っていただける方、もし募集一覧にない職種であってもポジションがある場合があるので、少しでも興味があればお気軽にご連絡ください!