with you①

直属の後輩たちが制作を指揮している展示を見にいった。

オンラインでも開催されており、URLを添付しておくので是非見ていただきたい。

VR展示を行っており、大学生のインスタレーション企画として初めてのVR実装なのではないかと思う。最近では多くの美術館がVR空間上で見ることができるようになっており、その流れからVR実装を行ったのは良い試みであると感じた。

実際にVR空間で展示をみることにより、オンラインであってもその場に行った気持ちになることができる。インスタレーションのオンライン化はVRから発展していくのかもしれない。今後のアート業界におけるインスタレーションアートは未だに目が離せないジャンルになり続けるだろう。

話を2研企画に戻す。
今回の2研企画ではwebサイト上で物語を紡ぐ試みがされていた。web独特の行間や空白、強調を用いることで効果的に企画で伝えたいことを表現してあった。改めて言語という記号に対しての強さも感じ、伝えたいこととインスタレーションの表現をうまく組み合わせていたように感じる。

2研企画独特な文化であると思うのだけれど、例年キャプションを用いないことが多い。その文化に反して、今回はキャプションのような文章を用いていたことはかなり革新的であったようにも思える。今回の展示において、文字を添えていたのはかなり良かった。もちろん、今年キャプションを用いたからといって来年の展示でも用いてほしいわけではない。展示によってキャプションを作成するメリット・デメリットが存在するため、そこを吟味して作成するのがよいだろう。


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モンモランシーの通り
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