【価値観の違い】について
今回は、私の頭の中の有象無象から1つピックアップして、書いてみようと思います。
【価値観の違い】
学生の時、私はこの言葉をよく、テレビで耳にしていました。
専らそれは、芸能人の離婚報道で使われており、当時の私は、離婚の原因を価値観の違いの一言で片付けてしまうことに違和感を感じていました。
もっと色々あるだろうに、価値観の違いだなんて簡単な言葉で片付けるなんて、冷たい人たちだなぁ
説明することが面倒なだけなんだろうな
そんなふうに、当時10代だった私は思っていました。
しかし、それから数年後。
20代になった私は、様々な人と関わるなかで、その言葉を使うことに対する考え方が変わりました。
友人、恋人、家族。
関係性が近くなる程に、細かいすれ違いが増え、今まで見えていなかったからこそ上手くいっていた部分が目につくようになる。
そして、話し合いをしようとしても、お互いが感情的になり上手くいかず、相手のことが徐々に理解できなくなる。
終いには、相手との関係の終焉がやってくる。
【価値観の違い】
この言葉がでてくる時、出てきた人達はきっと、膨大な時間を使って相手と向き合い、相手との関係に悩み苦しみ、考えて話し合って、また考えて…その末に、分かり合えないと判断した。
きっとそういうことなんだ。
そう気づきました。
なんて切ない言葉なのだろう。
気づくと同時に、私は、そう思いました。
現在。
20代の後半になった私の考えは、数年前と少し変化しました。
【価値観の違い】
それは切ない言葉かもしれないし、分かり合えない相手なのかもしれない。
けれど、関係性や相手との距離感を変化させれば、共存できる道もある。
そこに気がついたのです。
違いを知った上で、自分の価値観も相手の価値観も尊重する。
それはそれ、これはこれ。
あなたはあなた、私は私。
結婚となると、割り切れない部分があるとは思いますが、友人同士や親子関係、兄弟関係においては、そう考えるだけで関係がほんの少し良くなることもあると気が付きました。
全く同じ人間はいないから。
「あなたはそう考えるんですね。」
と、ただ静かに受け止めて、場合によってはどこかへ流す。
そういう意味合いで
【価値観の違い】
という言葉を使うこともできると考えると、この言葉ってなかなか素敵だし奥が深いなと思いました。
夜中に書いた駄文にお付き合いいただいてありがとうございました。
頓珍漢な文章だったらすみません
おやすみなさい🌙