アイドルもロックも「自由に」楽しみたい
界隈に限らず、アーティストのライブやコンサートではしばしばファン同士が炎上しがちである。
例えば音楽フェス。
大規模なフェスだとJ-Pop寄りの邦ロックバンドからゴリゴリのメタルバンド、アイドルに至るまで様々なアーティストとそのファンが集結する。
言ってみれば「異文化交流」みたいなもの。
私自身今は主に「アイドルオタク」をしているけれど、少し前までは生粋の「邦ロックファン」を」していたし、大学の講義後一人でもライブハウスに足を運び、後方関係者席の前で腕を組んで軽くノるイキりライブキッズだった。し、大きな会場では一人で拳を上げてライブを楽しんでいた。
好きなバンドも沢山あるのでこれまでに所謂邦ロック系のポップなバンドから激しめのバンドまで様々なライブに参戦した経験がある。
そんな多界隈を渡り歩いてきたので「ファン同士の争い」は日常茶飯事である。
けれど私の最も好きなバンド
「UNISON SQUARE GARDEN」
の言葉を借りてこの争いに終止符を打ちたい。
それは
「自由に楽しむ」
超シンプル。
彼らのライブは基本煽りもないし、コーラスでファンが歌うムーブメントもないし、掛け声もない。
楽しみ方に「きまり」がないのだ。
これを「つまらない」と思う人も多いと思う。こういう盛り上がりかたは会場が一体になるし、ライブの醍醐味だ。
けれどそれをフェスでされたら他のバンド目当てで来た人たちはどうしてもアウェイになってしまう。
けれどユニゾンのライブの楽しみかたは自由なため、私のように後方カノジョヅラをしてもよし、拳を上げるもよし、リズムに合わせて踊るもよし。
「人に迷惑を掛けなければ」本当に自由なのが魅力だ。
また、よくあるのが音楽フェスでの「アイドルの応援グッズ・服装問題」
バンドだけの出演のフェスだとここら辺の認識は一致していることが多いので争いは起きないが、アイドルが出演するとなると、ロックファンの中にオタクが入り混じるというなんとも奇妙な光景が出来上がる。
アイドル未履修のロックファンから見たらフェスでペンライトやうちわを振るなんて到底理解のできないことだからだ。(そういうグッズがあるバンドもあるけれど、フェスでは基本拳が応援になる)
確かに規定外のうちわやボードで隣の人のエリアに侵入したり、ヒールを履いて足を踏んできたりする所謂「他人に迷惑をかける行動」はダメだ。
けれどフェス自体に自界隈の楽しむことは別に自由なのでは、、?
フェスに出演するアイドルのオタクは肩身が狭い。
ロックフェスに「お邪魔している側・出させてもらっている側」なのでどうしても怒りの矛先はこちらに向きがちである。
けれど邦ロック界隈を経験した立場・そしてユニゾンファンからすると
他人に迷惑さえかけなければ自由に楽しめばいいのでは?
と常々思っている。
そもそも音楽なんて娯楽なのにルールや楽しみ方を制約されたら怒られないか・どう思うか気にして楽しめなくなってしまう。
この「楽しみかたのルール」についてもっと寛容になれば日本の音楽業界はもっと活発になると思う。