いい加減、中高の部活指導を民間委託する未来にしようよ!

先日、『カンブリア宮殿』で
株式会社リーフラスが注目されていました。

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20160414.html

企業HP → http://www.leifras.co.jp/


もう、素晴らしいの一言です!!

番組では、「プロのスポーツ選手の再就職問題の解決」
が大きかったのですが、その中でも
「大阪市の部活指導の民間委託」というところに反応!!

東京では杉並区が2013年度から取り入れており、
大阪市では2015年度から開始しています。
でも、まだお試し期間みたいで、そこまで拡充はできてないのかな。



お金さえあれば、win-winでしかない取り組み

前年度、中学校で勤務していたとき、
退勤前10~20分くらい余裕があるときは、部活を覗いていたのです。
体育館に行くと、バスケ部とバレー部が練習しています。
私自身は、中学でバスケ部(マジメではない)、高校でバレー部でした。
で、自分自身がそうだったのですが、中学生って、
「OJTで習うため、ルールを分からないままプレーしていることがある」のではないかな、と。

もちろん、分かっている子の方が多いと思うのですが、
バスケ部の練習を見ていると、レインアップシュートの練習で、
超小刻みに4歩くらい歩いているような子もいるんですね。
それがただのちょっとしたミスで、気づいているなら良いのですが、
「あれ?もしかしたら、足の順番、間違えているかも」という子もいて、
だんだんと、「ん?ルール、分かってる??」っていう疑問が出てきました。

それを見てて、この民間委託の取り組みを見ると、
「やるべきでしょ!」という言葉しか出てきません。


中学の先生の忙しさ

では、バスケ部の指導をしてくれるはずの顧問の先生は、
どうしてそんなにも時間がないのか、具体的に説明しましょう。

「中学3年生の担任で、体育科の担当と学年主任」を務めながら
バスケ部顧問も担当する先生の1学期の動きを例にみていきます。

1学期は、「修学旅行」「体育祭」の2大行事を行い、その間に水泳指導も始まります。梅雨も迎えているので雨で出来なくなると、授業数が足りなくなり、たぶん焦るのではないでしょうか。小雨でも決行する先生も多くいます。
行事も終わり、夏休みになったかと思えば、「面談」が始まります。
体育祭のときには、教員の先生方は朝練もみるため、早朝出勤です。もちろん、教科指導の準備やその他の「生徒指導」「生活指導」などの役割もあるので、書類作成にも追われます。その書類作成も集中してできる時間があればよいのですが、大抵の場合、授業以外の時間は生徒たちに呼ばれたり、保護者に電話したりしなければなりません。もちろん、クラス担任であれば、小さな問題も見逃さず、その日のうちに対応しなければなりません。時には、警察沙汰になることさえあります。平日はそんな感じに追われ、土日には部活指導を行います。

どうでしょう。地獄のような日常ではないですか?
それでも、生徒の成長をみれたり感謝されるから、なんとかやっていけてるのでしょうが、部活顧問がボランティアだなんて、おかしいですね。

原発強化に使う人件費や工事費より、
もっと教育に投資してほしいです。

いいなと思ったら応援しよう!