アルザスからリヨンへ。
葡萄摘みが終わり、静かな週末を迎えた。
ベルギー人の従業員が、急いでいないからと出発を一日遅らせ、ドライブに連れて行ってくれることになった。
城へとやって来た。
↑屋根のすぐ下の出っ張りは、トイレだと聞いた。
あそこから、ひゅ~っと落ちてくるのだろうか…。
↑ムッシュお勧めのビール。面白い!
↑次の日に飲んだビール
伝統菓子、クグロフがずらり。
アルザス地方のシンボル・コウノトリ。
食べて良いかわからないきのこ
こうして、静かな週末は終わり、私はアルザスを離れたのだった。
スーツケースには、こちらで頂いた白ワインが何本か入っていた。
どれも美味しかったが、リースリングとゲヴェルツ・トラミネールがとてもお気に入りになった。フランスにいる間、また来ると約束をして、オーナー達と別れたのだった。
戻ってきたのは、リヨン。
暫くは、こちらで知り合った日本人の友人宅にお邪魔することになった。
その間に、またしても部屋探し…共同部屋等をあたってみたものの、なかなか思うようにいかず…結局、最初に斡旋してくれた語学学校・アリアンスフランセーズにもう一度登録し、そこでステイ先を紹介してもらえることになった。最初からそうすれば良かったのでは?と、後から思ったが、その時は思いつかなかった。
短期間の滞在ならば、やはりホームステイが良い。面倒な保証人も必要なく、家具もある。独りぼっちではないから、少し寂しくないし、困った時は聞くこともできる。
それが、この部屋探しで学んだことだった。
部屋が決まった時、泊めてくれた友人とアルザスでもらったワインを一本空けた。これでようやく肩の荷が下りる。
こうして私は無事に引っ越しを終え、内定していた日本食レストランで働くことになったのだった。