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No.1 CANONICA ボンボンショコラ 前編


スイスの高級チョコレート CANONICA(カノニカ)

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CANONICA 9個入り 6,800円(税込み7,344円)
箱を開けた瞬間から甘いミルクチョコの香りが漂います。

六本木ヒルズESTNATIONにて2020年バレンタイン期間限定販売されたショコラです。

日本には現在店舗はありませんので、次回購入できるのは1年後の2021年のバレンタインイベント頃になるかと思います。

公式サイトにRestaurant、Cateringとあるように食品関係も取り扱っている会社なので素材にこだわっているショコラを愉しめます。

バレンタイン期間中にこちらのサイトでも6粒入りが販売されていたそうですが、すぐに売り切れたとのことでした。


テイスティングの日時と環境

食べた日 2/24(月)
時間 9:30~12:30
室温 12.3℃
暖房はつけていなかったので、ボンボンショコラも12℃くらいの温度。ショコラの理想は20℃前後なので来年はショコラにだけでも暖房器具の準備が必要。

今回でカノニカのショコラを食べるのは3回目です。去年2箱、合計10粒食べています。四隅のチョコレート色のショコラは今回が初めてです。

味覚が敏感な朝に食べたかったので、朝の空腹時に1粒を4等分にして20~30分かけて食べたときの感想を書きます。感じたことをそのまま書いてます。

味は★で5段階評価しています。
全体的に★が少ないショコラは儚い味と香りを愉しむもの、
★が多いショコラは味が濃い目なのだろうとざっくり見てください。
★が5つ以上ある項目は突き抜けた特徴があると思ってください。

今回は四隅のカカオ色のショコラ、次回ドーム型ショコラの感想を書きます。


フランボワーズ・セザム

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・食べて感じた味
ビターチョコ(コーティング)
 甘味     ★☆☆☆☆
 苦味     ★☆☆☆☆
ガナッシュ
 甘味     ★★☆☆☆
 酸味     ★★★☆☆
 フランボワーズ★★★☆☆
 カシス    ★☆☆☆☆
 フローラル  ★★☆☆☆
胡麻
 香ばしさ   ★★★☆☆
 キャラメル  ★☆☆☆☆
 胡麻の存在感 ★★★★★

ショコラの香りはフランボワーズ。
コーティングはビターチョコレート。少し甘めに感じました。

中はフランボワーズのビターガナッシュ。
若干赤みがかっていたように見えたのでフランボワーズがしっかり入っているんだなという印象を見た目から受けました。食べてみると少しだけカシスが混ざっている気がして、裏面の原材料を確認したらカシスもあったのでフランボワーズとカシスのガナッシュだと思います。しっかりベリーの甘味と酸味、風味を感じられる滑らかで美味しいガナッシュです。

底は胡麻のキャラメリーゼ。
胡麻は存在感がものすごく強いです。胡麻がフランボワーズの風味を隠すほど存在感が強すぎてちょっと笑ってしまいました。バレンタイン期間中に食べた胡麻入りショコラはどれも胡麻の存在感が強いものばかりでした。

余韻は胡麻の風味が強いです。4等分したショコラを食べ進めると胡麻にも慣れてきて、フランボワーズとカカオの苦味も感じられるようになりました。フランボワーズの余韻はあっさりなので、胡麻が口の中に最後まで残っていると胡麻の風味に負け気味。個人的には胡麻は早めに消化してフランボワーズの余韻を愉しめるように調整しながら溶かす食べ方が好みでした。

・夜に食べた場合
実は後日もう一箱食べる機会がありまして、そのときはワインとマリアージュしました。夜は胡麻はそんなに強くは感じなかったので、感じ方は時間帯や個人差があると思います。

・おすすめの食べ方
フランボワーズ・セザムは夜にそのまま食べるかワインとマリアージュすることで風味がさらに広がり美味しく愉しめるショコラだと思います。


カレ・ビーントゥバー

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・食べて感じた味
甘味   ★☆☆☆☆
苦味   ★☆☆☆☆
渋味   ★☆☆☆☆
カカオ  ★★★★☆
爽やかさ ★★★☆☆

bean to bar ですから、カカオの生産地まで行ってカカオ豆を厳選して作ったショコラです。bean to bar のボンボンショコラを売っているお店は少ないですから、これは貴重な一粒だなと思いながら食べました。

ビターガナッシュをビターチョコでコーティングしてます。
ガナッシュはしっかりと食べ応えのある硬さで、乳製品の風味は特に感じませんでした。ハイカカオですが苦味渋味はほとんど感じず、爽やかな風味で食べやすいショコラです。苦いのは苦手という方でも食べやすいbean to barのショコラだと思います。

・美味しい食べ方
カレ・ビーントゥバーはそのまま食べ、溶けながら広がるカカオの味、苦味、渋味、風味をゆっくり愉しむショコラだと思います。

bean to bar なのにカカオの産地を確認できずに食べてしまったのが勿体なかったなと思うので、次回購入時に確認したい( ..)φメモメモ


フレーズ・バジル

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・食べて感じた味
甘味   ★★☆☆☆
苦味   ★☆☆☆☆
ミルク  ★☆☆☆☆
クリーム ★☆☆☆☆
カカオ  ★★☆☆☆
バジル  ★★★☆☆

香りはほんのりバジルの香りがします。。
バジル風味のビターガナッシュをビターチョコレートでコーティング。
バジルとチョコレートがほどよく調和しているのでどちらの味もしっかり感じます。

余韻はカカオの苦味とバジルの風味、微かにミルクの風味。
しばらく経って最後まで残る風味はバジルなので、溶けながら広がるバジルの風味と余韻を愉しむチョコかなと思います。

・美味しい食べ方
フレーズ・バジルは単体でも美味しいけれども、ワインとマリアージュした方が愉しいだろうなと感じた一粒です。味が儚いショコラなので、食後に食べるとショコラの味をつかめず、薄味のショコラだなと思ってしまうかもしれません。
味覚が敏感な朝に食べるか、夜にワインとマリアージュする食べ方が美味しく食べられるかなと思います。


マッターホルン

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写真撮りながらでも感じる甘いチョコの香りが特徴的で、写真を撮ったとき室温12.8℃だったのに離れていても感じるほど香りは強かったです。

・食べて感じた味
シェル
 甘味   ★★★☆☆
 ミルク  ★★☆☆☆
キャラメル
 甘味   ★★★☆☆
 香ばしさ ★★☆☆☆
 バター  ★☆☆☆☆
 ミルク  ★★★★★★★★★★

このショコラは中のキャラメルが特別です。
グリュイエールチーズを作る際に採れる貴重な乳脂肪分で作ったダブルクリームを使用したキャラメルが中にぎっしり詰まっているという情報を購入時に教えていただきました。

口に入れた瞬間にキャラメルから濃厚なミルクの風味が溢れ出ます。口の中では納まりきらないミルクの風味の濃厚さに驚き、思わず手で口を塞いで味も香りも逃さないようにしていました。ミルクチョコレート発祥国スイス、酪農大国スイスのミルクへのこだわりを感じることができる一粒です。
余韻はキャラメルの風味が非常~に長く続きます。

・美味しい食べ方
マッターホルンはマリアージュせずにそのまま食べて、素材にこだわって作られたキャラメルの溢れる魅力を逃さずに味わい尽くしたい一粒。濃い味付けやニンニクのような強いにおいの食材を事前に食べることは避け、自分が一番味覚が敏感だと思う時間帯に食べて欲しいと思う一粒です。

中のキャラメルがあまりにも美味しかったので、少量すくって食べて余韻がなくなるまでミルクの風味を愉しんでいたら、マッターホルン1粒を食べ終わるまでに1時間かかりました。それくらい時間をかけて愉しめる一粒です。

もし食べる機会があれば、中のキャラメルだけをすくって食べてみてほしいです。



次回、ドーム型ショコラです。
ドーム型ショコラは今回のカカオ色ショコラよりもワインとのマリアージュの相性がイイです。イベントでマリアージュ体験したワインは次々回書きます。

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