昼逃げから2年②

前回の続きです。

弁護士さんにモラハラを受けた被害記録を集めるように言われた。
日記、何らかの証拠写真、公的機関に相談した記録など。

同時に私はアパートを探した。
子どもたちの心理的な負担を少しでもなくしたいと思い、同じ保育園に通い続けるつもりだった。
当時、年長組だった上の子に「ママと新しいおうち見に行かない?」と誘った。何かを察したように「3人のおうち?」と言った。
そう、パパには内緒にして。ママからちゃんと話すから安心して。
そう言い聞かせた。
弁護士さんには、子どもはいつ口を滑らすかわからないから言わないほうがいいと言われていたのだが、上の子はとても敏感な性質だったので、しっかり話しておきたいと思っていたのだ。
「ママはパパと仲良くできなくなっちゃった。だから3人で暮らしたいと思う。もちろん、あなたたちのパパであることには変わりないし、パパはあなたたちを大好きなのも変わりないと思う。でもママとパパは一緒にいないほうがうまくいくんだ」
…そんな説明をした。
上の子と不動産屋に行って、何件か物件を案内してもらった。

不動産屋のおじさんに、シングルで保証人いないんですけど、、と言うと「普通にお勤めしているなら大丈夫。保証人は今どきつけないんですよ。保証会社をつけるのが原則だから。」と言われホッとした。

私はアパートを契約した。
夫と暮らすマンションの片付けを始めた。夫はまさか私が出ていく準備をしているなんて夢にも思っていないようだった。

夜な夜なスマホで家具家電をネット注文し新居に届くように手配をし、週末のたびに数時間ずつ新居を訪れ、引越しの準備を進めた。



続きは、また書きます。ありがとうございました。

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