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hiroshitoda
読書感想ー恋とか愛とかやさしさ ならー
※少しネタバレを含みます。
一穂ミチさんの「恋とか愛とかやさしさ なら」を読み終えました。SNSで紹介していた人がいて気になっていたので年末年始休みに読もうと購入。
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紹介していた人が「ページをめくる手が止まらない」と言っていましたがまさにその通り。あっという間に読み終えてしまいました。
「プロポーズされた翌日、恋人が盗撮で捕まった。」というパワーワードが書かれた帯にまずは驚愕。主人公の新夏(にいか)はこのあとどうするのか?どういう答えを出すのか?と気になって仕方ありませんでした。
また、自分の旦那だったら?わたしはどういう答えを出すだろうと考えながら読んでしまいました。
所詮は想像することしかできませんがわたしは葵の意見に賛同するかもなと思います。ただ実際起こってみないとわからないのでなんともいえませんね。もちろんそんなこと起こるはずないと信じてますが。
何かと話題になりがちな性犯罪。加害者は、周囲の人間はどう向き合っていくのか。とても考えさせられる本でした。
ただ終わり方には個人的にちょっとうーん…という感じでした。
啓久を理解しようとたくさん考えて「え?」と思うような行動までしたのに別れるシーンの描写が少なかったのがちょっと残念だなと。
驚愕のハグシーンからの急展開にちょっとついていけず。
新夏と啓久が別れるきっかけになった出来事にはなるほどなと思ったのですがその次のシーンで「え、もう3ヶ月経つの?」とつい思ってしまいました。
啓久のお姉さんのその後の話題もちょっと中途半端だったなとモヤモヤ…
本当に個人的な感想ですが別れたあとの啓久のエピソードより新夏のエピソードと被害者の莉子のエピソードがもう少しみたかったななんて思ってしまいました。