入籍前日

明日、私は結婚する。

31歳1ヶ月と8日。
苗字を変え、
新しい私になる。

『東京オリンピックまでに結婚する。』

滝川クリステルさんが
お・も・て・な・し、、、と手を合わせ
プレゼンテーションした2013年。
心が躍った。

東京オリンピックがコロナ禍で伸びたから
心に決めた目標に
すべり込みで決着をつけることができそうだ。

その日から
色々な寄り道をした。

この人と結婚するんだろうなあって
思った人もいたが、
紆余曲折あって違う選択をしてきた。

酸いも甘いも教えてもらった
人生の寄り道。

彩り豊かにしてくれた寄り道。

今まで関わった全ての方に感謝。

私は今の彼と一緒に歩いていく事を
自分で決めた。

プロポーズされた5月1日。
私なら泣くと思ってたみたいだが
驚いたけどありがとうって
私は満面の笑み。
涙は出なかった。

食事の途中で豪雨になったが
プロポーズされた時は雨も止んでいた。

雨降って地固まるだねって
笑った彼。

7月1日の誕生日に
サプライズケーキサプライズお花を
用意してくれた。

泣くかなって思ったらしいが
私はその時も嬉しくて満面の笑みで
涙は出なかった。

いつも泣き虫なのに
俺のサプライズには泣かないのね。
そう笑われた。

少し期待外れだったみたいだけど
嬉しくて満面の笑みだっていいじゃない。

入籍予定の2021年8月8日は
トリプル台風が来ているみたい。

雨降って地固まるだって
また笑った彼。

雨も台風もいい思い出。
記憶に残る日になりそう。

どうせなら
五輪のモニュメントで写真撮りたいなあ。

何か、文章を残しておきたくて少し書いてみた🤏

祝婚歌(吉野弘さん)これを見てジーンときた。

2人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
2人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が
自分にあったかどうか
あとで 疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目をつかわず ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても 2人にはわかるのであってほしい