【パワスポグルメ】レイライン東の起点「上総国一宮玉前神社」と和風モンブラン
「ご来光の道」をご存知でしょうか?
東の富士山と西の大山を結ぶ北緯35度22分のレイラインです。
レイラインとは古代イギリスの考古学者が提唱した、太古の巨石遺跡群が意図的に直線状に並ぶように配置されたことを指します。
日本にも多くのレイラインがあるようですが、北緯35度22分のレイラインには、東から、上総国一宮・玉前神社、相模国一宮・寒川神社、富士山、七面山、伊吹山、琵琶湖の竹生島、元伊勢(福知山・皇大神社)、三徳山三佛寺、大山、母塚山(イザナミノミコトの塚とされる)、そして出雲大社と並んでいます。
この「ご来光の道」の東の起点となるのが、千葉県長生郡一宮町にある上総一宮 玉前神社(たまさきじんじゃ)です。
玉前神社の一の鳥居は真東を向いていて、春分と秋分の日には、九十九里の海から昇った太陽が鳥居を照らすそうです!
一宮町は房総半島九十九里浜の最南端に位置し、縄文弥生の頃から人々の営みがあったことが、遺跡や貝塚などによって明らかにされています。
玉前神社は、平安時代にまとめられた『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』では名神大社(みょうじんたいしゃ)としてその名を列せられています。
上総国一の宮でもあります。
とはいえ、永禄年間(1558年から1570年)の大きな戦火で、社殿・宝物・文書の多くを焼失しており、ご創建の由来や詳細はわかっておりません。ただ少なくとも1200年の歴史はあるといわれています。
ご祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)。
初代神武天皇の母であり、子宝・出産・養育といった女性の守護神とされています。
また、清新・発祥・開運・再生といった物事が新たになる事象を守護しているともいわれていて、そのことから縁結びや商売繁盛のご利益もあるとされています。
社殿が特徴的で、黒漆塗りの権現造(ごんげんづくり)。正面に高砂の彫刻があり、左甚五郎の作ともいわれています。
境内には、鉄の味がするご神水や、子宝に恵まれるという子宝・子授けイチョウ、パワーが集まるさざれ石などがあります。
また、境内の左側には、願いが叶うという「はだしの道」があります。はだしで玉砂利の上を3周歩くと幸運が訪れるのだとか。
「一周廻りて無垢となり、二周廻りて気を入れて、三周廻りて気を満たす」ということだそうです。
これがなかなか痛くて、注意書きをすっかり忘れていました。
おすすめのお守りは、「月日守(つきひまもり)」
ご祭神の玉依姫命は、月の満ち欠けや潮の満ち引きに関わりの深い神様で、女性の毎月のリズムを正すご加護があるとされています。
特に縁結び、子授け、安産、子育てにご利益があります。
(と、今知って軽い衝撃が… 実はデザインが可愛らしいので買ったのです)
玉前神社にお参りしたら、ぜひ立ち寄っていただきたいのが、すぐ近くの「角八本店」さん。
和菓子の種類が豊富ですが、「みかん大福」や「いちご大福」が有名です。
そして10月~12月上旬には、期間限定の「和風モンブラン」があります。