【就活】ファーストキャリアの選び方

これから就活が本格稼働するみなさんへ。
社会人10年を超えた今だからこそ思う、ファーストキャリアの選び方をお話しします。若干時代が違うなぁというのは、ご愛嬌ということで。

就活の軸は、どこに設定していますか?

私が属するシンクタンク業界は、社会貢献したいからという志望理由が比較的多いのですが、(こんなことは面接では絶対に言いませんが)社会貢献してない仕事なんて極論ありません。

よほど特定の分野に特化した熱量がない限り、ふわっとした志望理由を軸にすると、ミスマッチに苦しみます。

もちろんずっと働ける会社を選択してもらっていいのですが、ダメだったら経験を積んでセカンドキャリアを選べるという心の余裕をもって業界なり会社を選んでもらってよいのかなと思います。

では、ファーストキャリアで重要視すべきポイントはどこなのでしょうか。

若手のうちでないと聞けないことは、ファーストキャリアでしっかり身につけて欲しいなと思います。
以下の事柄が、その会社では具体的にどんなことなのかをイメージしてみると選びやすいのかなと思います。

  1. 得られる/学べる経験の粒度と量

  2. その経験のなかで、ひとりで仕事が出来るようになるのか(どんな仕事か)

  3. 名刺になる仕事が出来るか(どんな仕事か)

  4. 活躍できる場があること/自分から作れるか

  5. その会社や部署での稼ぐとはどんな意味か/仕事の流儀

順位づけは気にしないでよいです!と言いたいところですが、最初の2つは身につけた気になって転職すると後悔します。
会社や配属部署によって内容が変わってきますが、この2つがきちんと身につくかで、社会人としてのスキルの差が開いてくると思っています。ここさえ出来ていれば、キャリアが一時中断しても再開可能です。

名刺になる仕事は、就活時に自己PRで話しているようなことの仕事版だと思ってください。本を作る仕事だとすると、その関わったパートを「すごいですね!」と言われるレベルに人に話せれば、十分名刺にできます。
地味な仕事でも、経営なり、マーケティングなりの理論武装ができると、話としては面白くなります。仕事内容が派手だから、名刺になるわけではありません。
これは就活の逆質問にもよいかと思います。

活躍できる場のあるなしは、説明会等での若手社員座談会の雰囲気をみると、なんとなく比較ができると思います。
その人たちに刺激を受けて、自分も頑張ろうと思えるならば、その会社に貢献できる活躍ができるのではないでしょうか。
ただし、個人の能力に依存するという前提は忘れないでください。残酷ですが、最初の一年で開花する人も、数年経っても開花しない人もいます。内定が貰えているのあれば、活躍できそうとその会社が判断したということです。自信をもちましょう。

最後が一番難しいところです。
簡単にいえば、売上なり利益に貢献した人になりますが、最初からここに固執しているわけではありません。
適切に成果をあげるために、時間や労力をどこにかけているかを理解すること、またそのコストのかけ方が嫌ではないかということです。
コスパとタイパに合わないことはやりたくないと思いますが、費用対効果は昔から仕事の場では重要視されていた概念です。
ブラック企業撲滅!の立場の私ではありますが、その会社が他社に勝つためにどのような売り方をしているかがあるわけです。
薄利多売をするのであれば、数打てば当たる営業になりますし、ブランドで商売しているところは傷をつけない売り方をします。
売れるのであれば、別の売り方を提案すればいいと思いますが、企業風土として染み付いている売り方を勉強する気概があると、いつかその経験は役に立ちます。
例は営業でしたが、事務でもコンサルでもマーケでも、置き換えて考えていただくと、よいと思います。

結論
ファーストキャリアは得られる経験の多い会社を選ぶべし。

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