見出し画像

腹巻でお腹ポカポカ! 昭和レトロから世界の温活まで、一挙に楽しむ旅

腹巻でゆるっと温活!世界の腹巻事情までまるっとまとめてみた

「腹巻ってなんだか昭和のおじさんがつけてるイメージ…」なんて思っているそこのあなた! 実は今、腹巻がひそかに復活の兆しを見せているのをご存じでしょうか? 体をじんわり温めてくれる腹巻は、女性の冷え性対策だけでなく、男性の胃腸の調子を整える効果なんかも期待できたりするんです。今回は、そんな腹巻の効果や使われ方、さらに世界の腹巻っぽい文化まで、一気にゆる〜くご紹介していきます!

腹巻の効果・効能

お腹を温めると、実はこんなにいいこと尽くし

  • 冷え対策(体の冷え軽減)
    お腹まわりって、体温をキープする上でめちゃ大事なポイント。ここがあったかいと血行が良くなって、手足の冷えも少しラクになるって話もあります。
    さらにお腹をポカポカにすると、体内のめぐりがスムーズになり免疫力もアップするんじゃないかと言われていて、風邪やインフルエンザの予防にも役立つかもしれないとのこと。体が温かいと関節や筋肉の痛みがやわらぐこともあるようですよ。

  • 内臓の保温・機能向上
    お腹をしっかり温めてあげると、腸の動きが元気になって便秘や下痢の改善につながったり、腸内フローラ(腸内細菌の集まり)のバランスを整えられたりするそう。便秘が改善すると、肌荒れや吹き出ものなんかも落ち着くことがあるみたいで、美容にも嬉しい効果が期待できるかも…!

  • 血行促進と基礎代謝の向上
    お腹周りを暖かくすると全身の血流がアップして、基礎代謝量もグンと上がる(体温が1℃上がるだけで13%もアップなんて説もある!)とされています。代謝が良くなると老廃物が排出されやすくなったり、脂肪燃焼にプラスに働いたり…とメリットがいろいろ。

こうした話から、お医者さんや健康のプロも「まずはお腹を温めてみるのはどう?」と推している声が多い模様。ただし、「腹巻さえつけてれば健康バッチリ!」というわけではないので、そこは注意。腹巻だけで驚異のダイエット!…みたいな話は科学的にはまだ確定していません。やっぱり筋トレやバランスの良い食事など、基本の生活習慣も大切ですよね。ちなみに腹巻を選ぶときは、きつすぎないものを選ぶのがポイント。締め付けすぎるとかえって血行が悪くなるので、伸びがいい素材で程よくフィットするものが◎。

現代日本における腹巻の使用状況

一度は「ダサい」と言われたけれど…実は再ブレイク中?

  • 利用率と推移
    2022年の調査では、「腹巻を使っている」と答えた人は全体の2割程度。男性では約9%、女性では約21%と、思ったよりも少数派だったりします。若い世代や男性にいたっては「腹巻?使ったことない」という人も多数。「腹巻はおじいちゃんのもの」なんてイメージ、結構根強いですよね。

  • 昭和の定番スタイルから激減へ
    でも実は、昭和30〜40年代(1955〜75年)頃には、ランニングシャツ+ステテコ+ラクダの腹巻なんて組み合わせが冬の定番だったとか。昔は当たり前に使われていた腹巻ですが、エアコンや暖房の普及、ジーンズなどの洋装が広まったことで「腹巻=ダサい」というイメージが若い世代に広がり、一時は急速に姿を消していきました。

  • 令和で見直される温活アイテム
    ところが近年、健康ブームや「温活」という言葉の流行に乗って、腹巻が再注目されはじめています。特に夏場も冷房でお腹が冷えるからと「オールシーズン腹巻派」に転向する人も。パンツと腹巻が合体した“腹巻パンツ”なんて可愛らしいルームウェアが人気になったりと、腹巻ブーム、じわじわ再燃中です。

世界の腹巻文化と類似する習慣

「お腹あっためたい!」は万国共通だった

  • 欧米の「腎臓ベルト」や軍用腹巻
    実は、腹巻らしきものは海外にもあります。ドイツ軍やイギリス軍では、フランネル製のベルトを支給して、兵士たちの腰や腎臓を守っていたとか。英軍の「コレラベルト」なんて名前、インパクトありすぎですよね。腹を冷やすとコレラにかかるって信じられていた時代があって、予防策の一つだったようです。

  • 中国の「肚兜(トゥトウ)」
    中国には「肚兜」という、前身頃だけを覆う腹掛けが伝統的に存在します。赤ちゃんから大人まで、体の正面を暖かく守るアイテムなんだそう。可愛い刺繍が入ったり、漢方が染み込ませてあったりと、まさに健康とオシャレを兼ね備えた中国式の腹巻といえそうですね。

  • その他の地域にも、あったかベルト文化
    ロシアや東欧では、昔から犬や羊の毛で作ったベルトを腰に巻くなんて習慣もあったり、砂漠地帯で夜の冷え込み対策に幅広ベルトを巻いたりと、世界各国に「お腹冷やしちゃダメだよ!」的な文化が根付いています。特に妊婦さんがさらしや布でお腹を巻く“腹帯”習慣は、日本だけでなくアジアやヨーロッパ、アフリカでも幅広く見られるんですね。

こう考えると、「体幹を冷やさない」って、もう人類共通の知恵なんじゃないかと思ってしまいます。医学的にも「お腹を温めると内臓機能や血行が良くなる可能性がある」という話は多く、理にかなった方法だというわけですね。

おわりに

腹巻って、昔は「おじさんっぽい」「ダサい」なんてイメージが先行しがちでしたが、実はひそかに奥深い歴史と効果を秘めています。世界中を見渡してみても、似たようなアイテムが多彩に存在していて、人類がいかに“お腹温め”を重視してきたかがわかりますよね。

今は素材やデザインが工夫されたオシャレな腹巻も増えているので、ぜひ試してみてはいかがでしょう? 寒い日のおうち時間やエアコン冷え対策にちょうどいいですし、何より巻くだけで腰回りのぬくもりが倍増します。人に見られるのが気になるなら、ルームウェアの下にこっそり仕込むのもアリ。まずはゆる~く取り入れて、ぽかぽかライフを楽しんでみてくださいね!

いいなと思ったら応援しよう!