デスストランディングの緩やかな繋がり
発売してから5日、ブログを書こう書こうと思っているけど全く書けてない。家にいる時間はずっとデスストランディングをプレイしている。それくらい自分には合ってるゲームなんだということで嬉しい。
嬉しい反面、この「あー!!この!!これ!!こういうの好き!!」と言うのをTwitterにだらだら垂れ流すだけになってる。でもそうすると後で見返すのが大変なので、今伝えたいことをがーっと書いておこうと思うよ。
そういう「呟きを残すため」にブログを始めたんだけどね。今書けてるからこのまま転載するかも。ノートは編集しやすい。
ちなみに今の進行度はK6へ向かう道中です。そこまでのネタバレがあるかもしれないので気になる方は注意してね。
見えない他人との繋がり
デスストランディングの何がそんなにおもしろいのかというと「繋がり」だと思う。
このゲームは、たった一人でフィールドに放りだされて荷物を運ぶのに移動するだけのゲーム。
生身の人間に会うことはほぼなくて、あっても荷物を奪いにくる敵。
だからどこまで行っても孤独だなぁと思っていた。景色と小島監督のストーリーを楽しむだけのゲームかなと。
最初に繋がりを感じたのは、K2の西中継センターから西配送センターに行くまでのBT地帯。
ここは死後の世界からやってきてる悪霊、BTとほぼ必ず遭遇するエリア。まだ序盤で対抗策もないため気づかれないように通りすがり抜けようと思ったら人間の敵に追いかけられたまま迷いこんだ。
荷物も雨でボロボロになっていくなか、足を止めないと見えない敵を索敵して迂回して、私は断崖絶壁の真ん中くらいの崖にいた。降りるのも上がるのも難しそうだ。
今なら常に持ってるロープで降りたあと走り抜けるとか出来るけど。そのときは本当に逃げ場がない!!と焦りまくっていた。
索敵するためにセンサーを起動したら、一つの梯子のマークが目に入った。この断崖絶壁の先に一つ梯子がある。あそこから逃げられる!と近づいていくと、微妙に段差があって降りるとダメージを受けることは確実。
ちょっと離れたところにある梯子を見ながらどうしようかとあれこれ考えて、ふと気づいた。自分も梯子持ってるじゃんと。相手の梯子がかかってる足場まで梯子を使って行けばいいんだと。
自分の持ってる梯子をかけて、誰かがかけてくれた梯子を降りて川を渡って、ようやく雨が止んだ。敵の地帯を抜けた。
このとき、どうしようもなく泣きそうになってしまった。ちょっとだけうるっとした。
私の涙腺はしょっちゅう崩壊するけど。誰かが死んだとか辛いとかの泣けるストーリーではなく、ただ誰かの通った道を通ってきた。その道を自分が繋げた。それだけで。
こうして私は「離れた足場までが行くには梯子を使う」ということを覚えた。梯子は常に1~2個持ち歩くようになった。
同じように「高いところから降りるときはロープが楽」「バイクに乗るときは充電が切れると嫌だから発電機を建設出来るように装置を持っていく」「敵の拠点に入る前は依頼の荷物や落とし物をポストのプライベートボックスに預ける」などなどいろんなことを少しずつ覚えてきた。
多分、これからも知らない道や道具の使い方を知るんだと思う。ゲームの中だけでなく、Twitterやゲーム配信の動画などで。
それがこんなにも、自分が誰かと繋がっているなんで思いもしなかった。
とりあえず睡眠時間はきっちり確保しながら、今日も荷物を運ぼう。誰かの道を辿りながら。自分で道を作りながら。
2019.11.13 追記
小島監督のTwitterでリツイートされたためか予想以上にいろんな人に読んでもらったみたいです。ありがとうございます!
こういう風にいろんな人と繋がっていくんだなぁとしみじみしてます。よかったらブログも読んでみてください。
この記事みたいな記事は少ないですがいろんなゲームを遊んでますので読んだ方が気に入るものが見つかれば幸いです。