ちょこフェスを開催するにあたって
●はじめに
こんにちは、chocol8 syndrome の奏です。
今年で6年目を迎えるバレンタインサーキットフェス「ちょこフェス!」
コロナ渦における今年も開催する理由をnoteに投稿させていただきたい。
●ちょこフェス開催を決めた理由
2020年コロナが押し寄せ、日本も大不況に。
全国各地で閉店倒産が相次ぎ、失業者で溢れかえる。音楽業界も例外ではなく何百ものアーティストが活動を辞め、何百もの音楽従事者が失業した。
GO TO トラベル、GO TO イートで盛り返そうとする中
日本経済の為、音楽業界の為に何かが出来ないか。
これが最初に全国6都道府県15ヶ所のライブハウスで「ちょこフェス」を開催する事にした理由だ。
●再び音楽業界は苦しい状況に
2021年になり、そこからまた状況は一転した。
日々報道される感染者数に煽られるように『自粛しろ』『家から出るな』と同調圧力の連鎖
当然不要不急と括られてしまえば、音楽は真っ先に不要不急扱いだ。
それに押される形で「ちょこフェス」も中止を検討した。
しかし音楽の世界で生きている人にとって活動は生活そのもの
来月の食費も無ければ家賃も払えない。
全員が自粛し誰も来なくなったら間違いなく音楽を育てるライブハウスシーンは消滅する。
ONE OK ROCKもofficial髭男dismも日本を支えている音楽のほとんどはライブハウスで育っている。
これらを一体誰が守ってくれるのか。
●自粛による弊害に目を背けてはいけない
毎日ニュースを見れば『こんなに外出してい
ます』と不安を煽るばかりで
自粛が健康な人々に悪影響を与えている事はあまり報道されない。
自粛による失業者は何人なのか、
自殺者は何人なのか、
鬱病になっているのは何人なのか。
まるで情報統制されているかのように。
感染者数だけは知りたくなくても毎日日本国民全員に刷り込まれていく。
●守らなくてはならないものがある
活動を止めてはならない。
アーティストが行き場を失い、ライブハウスがどんどん無くなり、音楽で生計を立てる人たちが生活出来なくなるからだ。
中止を選択するのも正解だが
開催するのも正解である。
動きを止めたら活動休止や閉店に直結する。
資金を出してくれる人もいなければ、借金を肩代わりしてくれる後ろ盾も無い。
●ライブハウスやアーティストは今この瞬間も1つまた1つと消えている
日々アーティストが一人また一人と活動休止に、一つまた一つとライブハウスが閉店に追い込まれている。
ありとあらゆる手段を考え存続を模索した上でそれでも限界が来ている。
さらにはコロナが無かった2019年以前のように戻るには10年はかかると言われている。
少なくとも数年では戻らないだろうと。
2020年、沢山のアーティストが消え、ライブハウスが消えた。
2021年もまた、沢山のアーティストやライブハウスが消えるだろう。
これまで5年の活動の中で辞めることなど考えた事もなかった我々chocol8 syndromeも、コロナをきっかけにみんなで真剣に辞めるか相当話し合った。
そのぐらい厳しい状況だ。
●改めてちょこフェスの開催を決めた理由
そんな状況を踏まえて「ちょこフェス」は改めて開催する事に決めた。
アーティストの寿命は短い。
「ちょこフェス」に出演しているアーティストは当然夢を諦めていない。
沢山の人に見てもらえる事を信じて、このライブに参加している。
そして多くの人に元気を与えられる音楽の無限の可能性を信じている。
本気で音楽でみんなを元気にしたいと思っている。
彼らが、こんな状況下でもライブを続ける理由を考えて欲しい。
コロナを甘く見ているから開催するのではない。
必死に生きようとしている彼らを『不要不急』という言葉で殺さないで欲しい。
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