確定拠出年金を脱退した話
今回は、詳しくないながらも四苦八苦して確定拠出年金を脱退し払い戻しを受けた話です。
1.
そもそも…「確定拠出年金」、詳しく把握している方はどれだけいるでしょうか?(※加入している方向けで話します。)
私は、40歳で転職した会社が取り入れていて、企業型に強制加入でした。
まず会社が強制しているので断れません。説明を受けましたが入社早々で色々頭が一杯なところで理解は難しく…月1,000円からOKとの事なのでそれにしました。
そのうち気になって調べてみたら、非課税で多少は利息的なものも付くとのことで、月1万円に上げました。
ところが、転機は、退職時。退職したので切り替えなければなりません。
調べてみたら65?歳まで解約できず、別の企業型(しかも転職先が加入している場合)か、個人型への移行が必要との事(移行しないと手数料だけガンガン引き落とされる)。
コロナ禍で転職がうまく進まなかったので、やむなく個人型に移行したものの・・・、結論言えば海外に移住する事にしたので、65歳を待たずにさっさとリセットしたかったのです。
2.
前置きが長くなりスイマセン。では確定拠出年金を脱退する条件です(ネットで調べたことです)。
※企業型→個人型に切り替えた状況での話です。
個人型iDeCoから脱退し、一時金の支給を受けるには下記(1)~(5)の要件をすべて満たす必要があるそうです。
(1)国民年金の保険料免除者であること
(2)障害給付金の受給者ではないこと
(3)通算拠出期間が1ヵ月以上3年以下(※)、または個人別管理資産が25万円以下であること
(4)企業型DCまたはiDeCo(イデコ)の資格喪失日の属する月の翌月から起算して2年を経過していないこと
(5)企業型DCから脱退一時金の支給を受けていないこと
一つ一つ当てはめていきます。
(1)は2020年4月に無職になり、再就職決まらず失業手当も支給が切れ、収入が無く国民年金の免除申請をしたところ3ヶ月の免除になりましたので、その期間中の申請ならクリア。
(2)は障害を持っていませんのでクリア。
(3)は私が申請した時は「5年以内」だったのですが変わったようですね。
(4)は2020年4月に退職したので2022年3月くらいまで出来た。
(5)は支給を受けず個人型に移管していましたのでクリア。
確かにこう振り返ると、「かなり厳しい条件」です。
「国民年金の免除申請が通っている」とか厳しいのではないでしょうか?要約すると「無職」状態ですね。
ほかの条件は「期間」によるものなので、ある意味、巡り合わせと言いますか、運ですね。
海外移住を予定した時に、継続という道もあったのですが
そもそも日本の年金制度に信頼面で不安を感じていた事、加えて確定拠出年金もメリットが感じ辛かった事、結局は「自由にやりたい」思いが強まったため今回の決断には至りました。
申請して、「3か月」で結果が出るまで、毎日毎日、iDeCoのサイトにアクセスしたものです。
お金の管理は人それぞれなので、「他人が自動で管理してくれるのが楽」だと思う人もいると思います。
私の場合は、長年、家計簿をつけていた結果、自分でいくら節約できて、いくら自由になるお金があって、貯蓄にどう回せるかまで分析できていた事もあったので、iDeCoを続けるのが馬鹿らしくなってきたところでした。
そもそも「日本」という国の枠組みを超えてしまうとあんまり意味ないですしね。
結局のところ、日本という国の視点、枠の中で物事を考える事をぶち破ると物事の判断が変わってくるのかな。
というお話でした。
誰かのお役に立てれば、幸いです。
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