プロポフォール使用したらプロポフォール症候群の疑い。次はチオペンタール?

【調べた背景】プロポフォール使用したらプロポフォール症候群の疑い。次はラボナール®︎(チオペンタール)だ!

【論文】Propofol versus thiopental sodium for the treatment of refractory status epilepticus (Review)
https://doi.org/10.1002/14651858.CD009202.pub4

【論文の結果】けいれん発作の抑制できたのは、プロポフォール群とチオペンタール群で、6/14人、2/7人(リスク比(RR)1.50、95%信頼区間( CI)0.40から5.61)。死亡は、プロポフォール群とチオペンタール群で3/14人、1/7人(RR 1.50、95%CI 0.19〜11.93)感染はプロポフォール群とチオペンタール群で、7/14人、5/7人(RR 0.70; 95%CI 0.35〜1.41)。治験薬の投与中および昇圧剤の使用を必要とする低血圧は、プロポフォール、チオペンタール群で、それぞれ7/14人、4/7人(RR 0.87; 95%CI 0.38〜2.00)。1人の患者で致命的ではないプロポフォール注入症候群あり。チオペンタールを投与された患者は、プロポフォールを投与された患者と比較して、より多くの人工呼吸日数を必要とた。 3か月の時点で、発作活動の制御や機能的転帰などの転帰測定に関して、薬剤間に差があるという証拠はなし。

【対応】プロポフォールが使用できなくなったため、ラボナール®︎へ切替せざるを得なかった。けいれん発作の頻度は横ばいから少し低下した。

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