NZファームジョブ:チェリーピッキング編
こんにちは。チョコモナカジャンボです。
NZファームジョブ生活を始めてはや一年、これまで自分が体験したことや感じたことをようやく文章に変えていこうとnoteを始めました。
これからファームジョブを始めるみなさんに少しでも参考になればと思います。
赤裸々に書くぞ!今回はチェリーピッキング編です。
チェリーピッキングといえばNZのファームジョブでは1、2を争う人気な仕事ですよね。
わたしもワーホリに来る前からぜったいに一度はやりたい!と意気込んでいました。
ネットで経験者の人達の口コミなどを調べて、有名なファーム(45 South)に早期から応募したりしていました。
が、撃沈でした。
2023年12月当時、わたしは友達と二人で車中泊生活をしながら、北島から南島横断の旅をしていました。
最初は二人とも初めての海外ロードトリップに浮かれつつはしゃぎ倒し、和気あいあいとやっていたのですが、旅が一カ月続いたあたりで預金残高&仕事が決まらないことにだんだんと暗い面持ちになることが増えてきました。
気になるファームに連絡しても、返事が来ないことがほとんどでした。
そうこうしてるうちに友達はジャパレスの仕事が見つかり、わたしたち二人のロードトリップは2024年の正月にクイーンズタウンで終了します。
やっべ〜〜〜ほんと… どないしょ、、これからは折半していたガソリン代も食費も全部自腹か…
と、そんなときに、毎日チェックしていた求人サイトにチェリーピッキングの募集が突如出現!
掲載日は1月1日。募集内容は『明後日からチェリーピッキングできる人』
わたしできます!!!、!!!
どこでも行きます!!!!!!
この時ほど強く念じてスマホの送信ボタンを押したことはないかもしれません。笑
でもなぜか、“わたし絶対このファーム行くわ”と強い確信がありました。呼ばれた?
そしてこの時はすぐに返事がありました。
「応募ありがとう。明日契約しに会社に来れる?場所はRoxburghです。車中泊できるの?ならキャンプ場を提供するよ。サンキュー!」
こっ こんな簡単に 物事ってうまく進むの…?
この会社はクイーンズタウンから車で2時間弱のところの、Roxburghという小さな街のはずれにあります。
チェリーピッキングが盛んなセントラルオタゴ地方の中でも最南の地ですね。
町にはスーパーと薬局と、カフェレストランが数軒あるくらいでとてもこぢんまりしています。
ただ町を一歩出ると、そこかしこにチェリーやブルーベリー、プラムなどの農園が広がっていました。そのほとんどが、Gourmet Summerfruitが所有する農園のようです。わたしが知らなかっただけで、実はこの会社はNZのあちこちに巨大な農園を持つ特大カンパニーでした。
本来なら専用の応募フォームからアプライするのが普通だと思うのですが、シーズン直前で少しだけ追加募集をかけたところにわたしが運良く入れたようです。めちゃくちゃラッキーでした。
契約書とキャンプ場
さっそく契約書にサインをしに事務所に訪れると、とてもフレンドリーな事務の方が案内してくれました。明日から仕事を始める人がどうやら50人ほどいるそうで、契約書に記入が終わった人からキャンプ場に案内してもらう手順のようです。
キャンプ場はかなり広かったです!
トイレやシャワーは3個ずつあり、キッチンのコンロは6箇所くらいあったと思います。
ただ、50人近くの人数で共同生活を送っていたので、シャワーやコンロは順番待ちが当たり前でした。
混雑が嫌な人は、自力でアコモデーションを見つけたり、近くのホリデーパークに泊まっている人もいました。
キャンプ場の利用料金は
車中泊→1人14ドル/1泊
共同ドミトリー部屋→25ドル
といった価格でした。給料から天引きされます。
節約のためにテントを購入してそこで一カ月過ごす人も少なくなかったです。
1月3日、仕事開始
この日は朝6時半に事務所に全員集合でした。
もう一度契約書の内容確認&顔写真の撮影、そして全員にそれぞれ自分のバーコードがついたネームプレートが配られました。
その後農場へ移動すると、今日収穫する予定のエリアと、そのチェリーのバケツ一杯分のレートが掲示板に掲載されていました。大体7〜8ドルほど。
ピッキングを始める時は各自バケツを固定する背負い枠組み?と脚立を担いで、スーパーバイザーにどのレーンのどっち側から始めるかを教えてもらいます。
木の真ん中に柱が立っているので、柱の手前と向こう側の二手に別れて収穫します。自分サイドのチェリーを全て収穫したら、次の木に移る、といった流れです。
レーンの反対側からも別のピッカーが始めているので、暗黙の了解として最後の木は先に手をつけた人のもの、そうでない人は新たなレーンをスーパーバイザーに教えてもらいます。
バケツがいっぱいになったら、ピッカーはそれぞれ自分の番号札をもらっているので、その札をバケツに乗せて道路沿いに並べておきます。すると巡回してきたスーパーバイザーがそのバケツをチェックし、基準をクリアしている分だけカウントして、ピッカーのバーコードを読み取ってくれます。
1日の終わりに、自分が今日何箱収穫したのか数えることができます。
気になる給料
はい。1番聞きたかったところですよね。笑
正直なところわたしはファストピッカーからは程遠い人間でした…
特に初日は、チェリーの良し悪しをかなりシビアに見極め、休憩もしっかりきっかり40分くらいとっていたので、20箱にも届きませんでした。(初日のファストピッカーは40箱以上)
こちらが記念すべきNZで初めてのお給料です…!
単純計算で、トータル1,061ドル÷41時間で時給25ドルです。普通だ〜
ただそんなわたしでも、最終的には1日30〜40箱程度、時給にすると30ドルほどは稼げるようになりました!(トップピッカーは60〜70箱近くまで収穫するようです。彼らの時給は一体いくらくらいなんでしょう…)
多国籍の集い、それがファームジョブ
この会社ではピッキングチームとパッキングチームがあり、両者で80人以上が働いていました。
ヨーロッパ圏の人たちが3割、南アメリカ圏3割、マレーシアなどのアジア圏3割、日本人が5,6人といった割合でした。
わたしは初日にアルゼンチンやチェコの友達ができました!いろんな国籍の友達ができるのが、ファームジョブの醍醐味だと思います。
当時つけていた絵日記です。
そういえばチェリーピックの一カ月の間に、コロナにかかったり(キャンプ場で大流行)クレジットカードが不正利用されたりと、なかなか踏んだり蹴ったりの一カ月でした。今でこそ笑い話ですけど、クレカの海外再発行手続きがめちゃくちゃめんどくさかったのでみなさんお気をつけください…
以上がわたしのチェリーピッキング経験談になります!
この会社が気になった方は今すぐ採用ページに飛んでみてください◎
さてまだキウイ葡萄木苺ホップが残ってますね〜
なるべく早く更新できるようにがんばります。
読んでくださりありがとうございました!