見出し画像

高校中退、ひきこもり、這い上がって今、旧帝大の2年生になる。そんな私が伝えたいこと。

はじめまして。ちょこもちです。

高校2年生で病気をして出席日数不足で留年しました。そこからタイトルの通りの進路をたどってきました。高校を中退して、何もやる気がでず勉強もせず家事もせず昼夜逆転してただベッドで寝ているかswitchとスマホをいじっているだけの生活をしていました。みんなが学校に行っている昼間は動きたくなかったので、朝日が昇ってから就寝して、15時くらいに起きる生活でした。スマホといってもLINEは通知を切って一切アプリを開きませんでした。インスタもリア垢は絶対見ませんでした。みんなが楽しく過ごしているのは見たくないし、なんで学校に行っていないのか説明するのも面倒だし。親と関わるのも面倒で自室にいました。

でも同級生が高2の三学期になり受験モードに入り、私もみんなと同じタイミングで大学に行ってみたいと思うようになりました。塾の個別指導に通い始めました。最初は週に2コマだけ。久しぶりに持つシャーペンの感覚や単語帳の重みが不思議でした。高1で習った数1Aはまるっきり忘れていたし、英文の読み方もわからなかったし、勉強のリハビリは3か月かかりました。

せっかくリハビリしてもみんなが高3になったタイミングでまた引きこもってしまい、塾は1か月欠席。もう辞めてしまおうかと思いました。けれど当時の塾の個別指導の先生が引きこもり経験者で理解があったことに救われて塾は続けられました。その頃は塾に行っても先生と喋るか寝ているかでしたが笑。とりあえず短時間でも毎日塾に行くことができるようになりました。このころ、仲の良かった人だけですが高校の同級生とも会えるようになり、勉強しようと思えました。
夏期講習からはちゃんと塾で勉強できるようになり、私も受験モードに入りました。でも習っていない範囲が多く、しかも授業を受ける時間より圧倒的に一人で自習する時間が多かったのでなかなか模試の成績が伸びませんでした。やる気がでず家でゴロゴロして夕方になって家を出てやっと勉強する日もしばしばありました。
塾の入口に「共通テストまであと100日」の看板が立ってから受験生だと自覚し、やっと昼夜逆転を直せました。11月半ばにやっと志望校が決まり、そこから本格的に勉強しました。12月頭にやっと共通テストの全範囲の勉強を終えられ、模試でも結果を出せました。なんとか受験を乗り切り、某旧帝大に現役合格できました。

それから大学にはゆるゆると通っています。部活を熱心にやりつつ、別室登校の生徒の支援をしたり、家庭が複雑だったり学校に行けていなかったりする子どもが通う塾で講師をしたりしています。最近は朝のバイトを始めました。
2年生に進級できそうです。

大学に入るまで、みんなは学校に行けて勉強も頑張っているのに自分は同じようにできないことから生まれる激しい劣等感、不安、孤独、焦り、先生たちへの不信や恨み、親への申し訳なさ、病気を受け入れるつらさ、学校の制度への疑問…たくさんの負の感情を抱えていました。
でもたくさんの人に支えられてここまで来れました。
それから、こんな逆境に負けないという強い意志です。今がどん底だから、後はただ這い上がるだけ。ベッドから机に移るだけでも、単語帳を開くだけでも、全部が前進だと思ってきました。中退したっていう事実は変えられないから、変えられるのはこれからの行動だけ。


私が留年しかけた時、一番困ったのは高校を留年した後の進路情報をなかなか得られなかったことでした。ネットでも具体的な経験談はそんなに多くなかったし、高校の先生に聞いても過去に見てきた生徒の話しかないのでそんなに経験談がなかったです。
なので私の話を少しずつしていこうと思います。まだ大学生の身ですし、私の経験はあくまで一例ですが、今進路に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ぜったいにやり直せるし、這い上がれます。

拙い文章ですがここまで読んでくださってありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!