私の大好きな編み物の話

　前回、前々回の記事を読んでくださった方々、ありがとうございます！お久しぶりです。初めましての方のほうが多いかと思います。これを機に私の記事を読んでいただけると、とっても嬉しいです！

　さて、今日は、私の大好きな編み物について、お話してみようと思います。

　編み物を全くしたことがない、知らない、という方に向けて、ご説明しますと、編み物にはいくつか種類があります。代表的なものが、かぎ針編みと棒針編みです。かぎ針編みは、先の曲がった針を一本だけ使って編みます。それに対して、棒針編みは、先の尖った針を2本使って編みます。それぞれ、違った編み地が完成します。

　私は、2023年の11月からかぎ針を、2024年の1月から棒針を始めました。一番最初のきっかけはあまりよく覚えていません。ほとんど直感のようなものだったと思います。当時、というか今もですが、自分の今までの人生の中で、一番大変な時期で、心身ともに体調を崩し、生活が成り行かなくなりました。好きなことすらできなくなり、しかばねのように生きていました。どん底から少しだけ回復して、余裕が出てきた頃、編み物できるってかっこいい！みたいな単純な気持ちで始めたように思います。

　それが今では、私にとって、衣食住と同じぐらい、生活に欠かせないものとなりました。人とたくさん話した日、少しモヤモヤすることがあった日、逆に、嬉しすぎたり、楽しすぎて、気持ちが落ち着かない日などは特に編み物に救われます。

　私はいいことでも、悪いことでも、考え事が止まらなくなって、頭の中が言葉の渦でいっぱいになり、結局自分は何を思っているのか分からなくなることが本当によくあります。そんな時に編んでいると、考えが整理されて、糸のようにするすると言葉が出てきます。どうしたらいいか分からないことがあったとき、何かアドバイスをくれたり、励ましてくれるわけではないのに、なんだか安心して、答えを得られずとも、自分なりの納得する方法が見つかるので不思議です。編み物には、人を癒す力があるのだと、日々実感しています。

　この記事が、過去の私のように、毎日に息苦しさを感じていたり、自分のいる世界が窮屈に思えたりする方が、編み物に救われるきっかけになれば嬉しいです。
　必要とする人のとなりにいつまでも、編み物がありますように。