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「時間」は無限じゃない

なりたかったもの……

小学生の頃  仮面ライダー
中学生の頃  カメラマン
高校生の頃  写真屋さん
大学生の頃  時間に縛られないオトナ

学生時代は「時間に追われるのはゴメンだ」と、わざわざ秒針のないアナログ時計を使っていた。

そんなボクが、何の因果か、時間を切り売りする会社に入り、「オンエア時間」というキビシ~い締め切りに縛られ続けていた。

大学を卒業して37年

ニュースの「出し場」はWebにも広がり、「締め切り時間」という概念もなくなった。みんな時間に追われている。街ゆく人も、なんだか、みんな、忙しそうだ。

ボクはといえば、現場を離れ、少しはゆったりと過ごせるかと思ったが、やはり毎日時間に追われている。

「時間の断捨離」が必要なのかな。やっぱり。

人生「残時間」の使い方

母は68歳で亡くなった。自分にあてはめたら、あと8年しかない。

FIFA W杯2回分でおわり。

いやいや、もちろん、もっと長生きしたいけど。

若い頃は無限にあるように思っていた時間だけど、冷静になって考えてみたら、それほど残っていないことに愕然とする。

やりたくないことは後回しにして、やり遂げたいことを最優先に……できればいいんだけど。

おじさんになった今、なりたいものは、「時間使いの達人」だ。

これが、また、難しいんだよなぁ。まったく。


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