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🇩🇪:東ベルリン
1989年11月9日、ベルリンの壁崩壊
1990年6月22日、チェックポイントチャーリー撤去
この写真の1990年4月時点、チェックポイントチャーリーはパスポートコントロールを実施していた。
チェックポイントチャーリー前の写真。
YOU ARE LEAVING THE AMERICAN SECTOR
この文字が印象的である。
写真右側に露天があり、人が群がっている。東ドイツ将校の略綬、勲章、軍記章、ヘルメット等がタダ同然でたたき売りがされていた。
上写真は東ベルリン側
上写真は、西ベルリン側。
列車でウィーンからミュンヘン経由で西ベルリンに向かうのだが、その途中東ドイツを通過する。当時西ベルリンは東ドイツのど真ん中。
それで、東ドイツのどっかの駅で恰幅のいい40才位の農夫の様な夫婦が乗車してきた。
パスポートコントロールが2名で回ってきた。彼らは、トイレはもちろん小さなハッチの様な所まで片端からチェックしていった。
しばらくして女性の悲鳴が聞こえてきた。東ドイツの官憲は、先ほどの夫婦を棒でたたきながらコンパートメントからたたき出した。男の方は何度も棒でたたかれ床に蹲った。男は涙を流して泣いていた。それでも官憲はたたいていた。有効なパスポートを所持してなかったのだ。
パスポートを持ってない者は・・・人間では無い のであった。
壁の為に多くの命を落とした人々の魂に幸あれ
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