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RubyWorld Conference 2024で登壇してきました

12/5,6 にあったRubyWorld Conference 2024にスピーカーとして参加してきました!

RubyWorld  Conferenceと私

初めて行ったのは2012年。それ以降は配信勢だったので現地は実に12年ぶりでした。Rubyよくわからない、知り合いもいないだった私も12年経ったらこうしてスピーカーとして話せることがあったり、会場内で久しぶりと近況を語り合う人がいたりでなんだかとても嬉しかったです。

きっかけは社内

Kaigi on Rails 2024のプロポーザルネタ出し会を社内有志でやっていたときに「プログラミング教育系ネタは?」と振ってもらって、でもRailsとは関係ないからなぁとその時は見送ったのですが、しばらく経ってから、RubyWorld  Conference向きになるのでは?と今一度募集要項を読み直して、私が取り組んでいるクリエイティブコーディングとワークショップを使ってRubyの学習に繋がる話ができるんじゃないかと締め切り直前にプロポーザル書き上げて出してみました。

今年クリエイティブコーディングを使ったプログラミングのワークショップをさせてもらえるようになって、Rubyでやることはありなのかどうかについてずっと考えていて、今ある環境での始め方のたやすさやエラーの親切さやその後の学習方法を考えると(カンファレンス内でも話題になっていた最近はRubyの書籍が少ない)ためらうものがあってJavaScriptを選択していましたが、RubyistとしてはRubyでやりたい。これはエゴか。でもRubyでできるからこそ今私はこうやってやっているんですよね。発想を変えて、Rubyのコミュニティ内スタートでならありかもしれない。今はなしだと、課題だと思ってしまってる部分を自分やまわりの人たちと解決していけたらよいなと、そんな気持ちでまずはこの分野について知ってもらおうそんな気持ちもありました。

通った

採択メールをいただいたのがちょうど出社していたので会社の人たちにたくさんお祝いしてもらえたの嬉しかったですね。
その後東京Ruby会議12前夜祭で開催するワークショップのお話をいただき、ちょうどワークショップの話をするので当日は"ただいま登録受付中"な状態にできればいいですねと話したりしてました(間に合わせていただきありがとうございます)。

話した

資料を事前提出(11/14)したものの、12/1に予定していたワークショップの内容も入れたい最新事例までお伝えしたいということで"ここの資料は差し替え予定です"の注釈を入れて出す暴挙…
あと計ってみたら15分でおさまらないのでスピーカーノート削る削る…
当日の同時通訳の方に打ち合わせにて削った箇所を申告し、追加した箇所をご説明したところ「わかりました。そこは音を拾います」と受け入れてもらいましたカッコ良すぎる…

発表内容

発表の方は3部構成(15分だからLT3つ分かなとかそんな安直な考えで作りました)
会社でレビューしてもらったときは今年の様々な活動の集大成的とコメントもらったのですが確かに今年体験したこと、学んだこと、考えたことをまとめるような形になりました。

恒例になりつつある冒頭のロゴ芸。ロゴに込められた意味を紹介する機会にもさせてもらいました。

RubyKaigi 2024 LTのときには紹介してなかった他言語の様子。そのうちの1つに関しては実は同僚のkurisuさんのものだったりします(私がわいわいやってたら興味持ってもらえたようなのですが、自分の好きな環境作られててすごい)。


そして近年Rubyを使える環境で安定して動くものを紹介。自分も作ったことがあるからこそ安定して動くことのありがたさもわかるようになったのですごく紹介したくて。RubySketchrbCanvas/p5p5.rb Editor それぞれ違いがあるのでぜひ触ってもらってご自身に合うもの見つけてもらえたらなと思ってます。

ワークショップの定義について初めて知ったという言葉や、ワークショップってこういうものだよねと同意をいただいたりしました。これも今回言いたかったポイントの1つだったりします。

たしかこの資料で「詰め込みすぎないこと」と言ったと思うんですが、このセッション自体めちゃくちゃ詰め込んでしまってどの口が!!と思いながら話してました…

ここで紹介したワークショップをされた関さんは同じ日に登壇で、レセプションでお話しできたのですがこの資料「びっくりした」と。まぁびっくりしますよね…私のカンファレンスでのワークショップっていい!となった原体験だったので紹介できてよかったです(その節はtorubyの皆様にもお世話になりました)
別の方からは「RubyistはRubyistの顔を見るとテンションあがるのであの資料ナイスでした」と予想外の反応いただきました(でも言われてみたらそうかもしれない)

公募トップバッターということで緊張もしましたが、その後は他の方の発表に集中できたのと、休み時間などに感想いただいたり関連技術について話せたりしたのでよかったです。Rubyでクリエイティブコーディング、いろんなところでお話しさせていただいていますが、まだまだ「あんなのあるって知らなかった」って言っていただいて今回話せて本当よかったなと思います。

会社のslackチャンネルで実況スレたてて応援してもらってたのも嬉しかったですね。資料の事前レビュー協力もありがとうございました!!(明日提出だから今日中に見てって無茶にも快く応じていただいて的確なアドバイスいただきあの発表となりました)

びっくりした

基調講演の質疑応答で私のステッカーが出てきた

Andy Piperさんの基調講演の質疑応答
「人が作ったものではないコンテンツについてどう考えているか」の質問に対する回答の中の"人が作ったもの"と"そうでないもの"の流れで「たとえばペンプロッターで作ったものは機械がかいている、しかしそのデザインは自分がした、コードも書いたのかもしれない」からのクリエイティブコーディングを出してもらってました。
該当部分はこちら。

ペンプロッターはコンピュータアートのシーンで語られることが多く、アートかどうか、人が作ったものといっていいのかの議論はなされてきたものですし、昨今の生成AIの文脈で"作る"ということの定義が議論されてることもわかってますが、そこから私の(クリエイティブコーディングの)話になるとはかけらも思わず(朝の写真撮影タイムのあと、関係者席近くに登壇者席を設けていただいていたので始まる前にマストドンのステッカーをいただいたので私もとお渡ししてたんですよ)壇上から「beautiful little sticker」とお渡ししたステッカーこちらにかざしてくださったときにはまさかの出来事に相当間抜けな顔をしていたと思います。島根にきてよかった…思い切って渡してよかった…ぜひやってみてほしい。

Ruby25thのノベルティ

司会席にこちらがおいてあるのを見つけた時にはめちゃくちゃテンション上がってましたね。思わずお声がけして撮らせてもらってしまいました。

これ私が担当してたんです!!

2018年2月のイベントだったので6年以上前。今も使っていただいてるのがとても嬉しく写真を撮らせてもらって上げたら私も使ってるよの声をいただき嬉しいです。

ありがとうございます!

なんだか本当に「ここまで連れてきてもらった」感を噛み締めながらすごしてました。昔からお世話になっている皆さんに晴れ舞台見てもらえたのも嬉しかったです。

次の日12/7は大学のスクーリングでして(社会人大学生やってます)クロージング後即戻り、Day2の朝にホテルで作ってたものを引っ提げて授業(ゼミ)にいってました。こちらでもクリエイティブコーディングに関する研究をやってるので、日々全ての経験が繋がってる感があったり、松江で教えてもらったことを制作に取り入れようとしたりしています。無茶な日程だったけどどっちも行くとしてよかった。
そして他の方の発表みたり話したりしてこれからどうしていくか、何ができるか何がしたいかそんなことも考える2日間でした。

まずは募集の始まった東京Ruby会議12のワークショップの詳細を練っていこうと思います。楽しい会にしようと思うので、平日の16:00とちょっと早い開始ですが、ぜひご登録の上遊びにきていただけると嬉しいです!何か気になることがお気軽にお尋ねください!


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